表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼の狼  作者: 宮野狐々
#0
6/14

#0 【6】

慣れた手つきで靴を履き替えると、僕は鞄から手袋とマフラーを取り出す。


それらを淡々と身に付けると、雪の世界へと足を踏み出した――僅かに青みを帯びた雪が美しかった。


一歩雪道を歩いてみると、雪は少しばかり硬くなっていた。砂利を蹴るときと似たような音がして、雪の欠片がきらきらと光りながら宙を舞う。


思っていた以上に、外は寒かった。氷のように冷たい風が全身を襲い、僅かに降っている雪が顔を濡らす。


今朝、東京の気温は氷点下を超えるだとか、ニュースキャスターが言っていた気がする。昨日の気温は、あまり寒くなかった割には、5,6度だった。


たがが数度の違いだけれど、こんなにも差があるとは思いもしなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ