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蒼の狼  作者: 宮野狐々
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3/14

#0 【3】

勿論、今日のような日は別。成績が直し終わったら、早々に帰るつもりだった。


何故なら、早く仕事から帰ってきたお母さんが、家で待っているから。……お父さんは、数年前突然行方不明になって以来、帰ってきていない。


優しくて、大好きだったから、お父さんが居なくなったと知った時にはかなりショックを受けた。


数日間、お父さんを探して学校に行けず、結局見つからなくて、学校に行く気力もなくなってしまい、三週間ほど家に引き篭もった覚えがある。


でも、消えかけていた笑顔は、一月ほどかけて取り戻した。悲しみは変わらずあったけど、学校にはまた行き始めた。



……あれから数年後の今も、僕とお母さんは、お父さんを探し続けている。いつか帰ってくるのではないか、と希望を持って……でも、手掛かり一つさえつかめていない。


まるで、地球という星そのものから、消えてしまったかのようだった。

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