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蒼の狼  作者: 宮野狐々
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2/14

#0 【2】

新キャラ、野々宮先生。

天然ボケキャラです。


「ごめんね、もう少し掛かりそう。成績表の直しなんて、私初めてやったから……」


先程から教卓で作業をしていた女性――野々ののみや 美麗みれい先生が申し訳なさそうに言った。


放課後になっても教室に残っている理由はこの人だ。期末に必ず配られる成績表に、ちょっとした誤りがあって今直してもらっているのだけれど、中々作業が進まないらしい。


時々ペンの動きが止まるときがあった。


僕は別に用事も何もないのだけれど、このような日には、なんとなく早く帰りたかった。


「あ……はい」


小さく返事をすると、僕は窓の外を眺めた。この景色は、不思議と何度見ても飽きなかった。


高いマンションやビルディング、広々とした公園、大通り。


こんな見慣れた景色、普段なら飽きるどころか、見もしないだろうけれど……雪が積もったからなのだろうか。このままあと30分は見ていられる気がする。

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