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第八話

カラーイッシュが配信を始めて1か月の時が進んだ。その間に彼らは多くの動画や配信を行っていた。配信でお絵描きリレーをして画伯が発見されたり。動画ではパック開封でとんでもない豪運を発揮したりなどの、バズりにバズりまくったのである。そのおかげか登録者数も活動開始よりもうなぎ上りの状態で95万人を越して100万人の大台を迎えようとしている状態である。


そんな状態を見ていた私、黒江朝日はいま、所属している会社の会議室に来て、カラーイッシュとのコラボをどうするかという事について話し合っているところである。



今この部屋には、私とマネージャー、そしてこのVtuber部の責任者である本部長と企画担当の人物が集まっている状態である。

「それでは、時間になりましたので。今回の議題であるコラボをどうするかについ話し合いをしたいと思います。」


「確か今回議題に上がっていたのは、うちの唐暮のカラーイッシュと外部コラボをしたいから許可出しをするのかという事だったな。」


「そうですね、もともと一か月前の会議で、外部コラボを始めることは決定していて、その時に唐暮からしたい相手として挙がっていたのがこのカラーイッシュになります。」


「そうか、まあ彼らのチャンネルを見た感じだと、伸びもいい今コラボすることが出来れば話題性もあるからコラボ自体はいいかもしれない。よし、俺はコラボを許可しよう。」


「そうですね、彼らも活動自体は5年続けているので、企画面でも困ることはないかもしれないので私も大丈夫だと思います。」


「ありがとうございます!」


そうして、茜とカラーイッシュとのコラボが出来ることが決まったのである。


「それでは、コラボでの企画についての話し合いですが、ここで一つ提案があるのですが少しよろしいですか?」


そうして、企画担当がコラボでの話合いに持っていき何か妙案があるようだ。


「彼らのチャンネルを見ていたのですが元々バンドという事もあり音楽系の動画を多く出していました。その中にあるオリジナルの曲を聞いてみたのですが、クオリティが高く曲の歌詞も頭の中に残る感じがありました。」


「そうですね、私も昔から聞いているのですが、そんな印象を受ける感じでした。」


「ですので、そんな彼らに曲の提供をお願いしてもらうというのはどうでしょうか?」


その言葉を聞いた時、私は一瞬何を言っているのか理解できなかった。私が、カラーイッシュの曲を、歌う?


「それはいいですね、もともと30万人も超えていたのでオリジナル楽曲を出そうと話にはなっていましたので、ここで今勢いのある所から楽曲の提供を受けることが出来るのならさらに伸びることは間違いないと見えます」


「彼らからしたら大手と大きな繋がりを作ることが出来るかもしれないと思うから、この話も通るかもしれない。可能性は高いな。よし、この方向で進めていこう。」


「では今回の議題は、これにて終了という事でよろしいですかね。では今回の会議を終了します。ありがとうございました。」


そうして、私が頭の中で混乱している間に会議は終わり、部屋の中には私とマネージャーだけが残っている状態になった。


「茜さん、茜さん!返事してください!」


「・・・・はっあ!マネージャーさん、すみません。あまりの事に気が動転していたみたいでさっきまで少し気をなくしていました。」


普通に考えればそうなってもおかしくない。自分が推しているバンドに曲を書いてもらえる。そんな夢みたいなことがあっていいのかと思ってしまったのだ。


「一応会議で作ってもらうという形になったのであちらの方が断ったりしないということになったらですけどね。」


「そうですよね、でも受けてくれるとやっぱりうれしいなあ。」


そんなことを考えながらも、会議は終わったので帰る準備をして今日は家の方へと帰るのでした。


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