第二話
「ふぅ・・・」
僕は配信を切ってから息を吐いた。
「思ってたより楽しくやれたかな?どうだったみんな?」
今同じ部屋にいるメンバーに対して僕は問いかけた。
最初に答えてくれたのは、メンバーの中で一番付き合いが長く、僕たちのイラストとキーボードを担当している白神理央。理央の演奏するキーボードはきれいな伴奏で観客や僕たちを乗らせることが得意である。
「そうだね。僕たちに対して。色々なコメントがあった。その光景がとても楽しいと思った。」
次に答えたのは、僕たちの曲を作っているおり、ギターを担当している黄瀬要。僕たちのバンドの曲の雰囲気や世界観を観客に伝えることが得意である。
「そうだね、これまでの司会は全部詩に頼っていたのもあるけど、自分でやってみたいとちょっと思ったかもしれないね。」
次に答えたのは、僕たちの曲に作詩をして、ベースを担当する赤峰早苗。そのしゃべり方からはあまり考えられない高速演奏が得意である。
「そうだねー、僕としても―、楽しくー、やることがー、できたからー、またー、やってもー、いいとー、思ったよー。」
最後に答えたのは、僕たちのアバターのモデリングを作成して、ドラムを担当してる青空詩恩。その表情からは、自信が満ち溢れているような感じで、彼自身も注目を浴びることが好きな人間である。
「コメント欄を見ても僕が注目を浴びているのが分かるよ。やっぱり、僕はかわいいみたいだからね。次からもこんな感じなら僕も続けてもいいと思うよ。」
みんなからの反応は、上々であった。僕自身も自分の発言に対して色々なコメントが来るという光景が楽しかった印象を持つことが出来た。
「そうだね、じゃあこれからもこんな感じの配信は続けていくという事で決定でいいみたいだね。じゃあ、これから次に何するか会議しよっか。」
「「「「は~い」」」」
そうして僕たちの初めの配信は成功を収め、次の配信で何をするのかなどの会議をして夜が過ぎていくのでした。
-------掲示板の反応-------
[まさかのVtuberデビュー]カラーイッシュについて語るスレ[最推しはUTA]
1:名前:名無しバンドマン
ここかカラーイッシュについて語るスレです。
今後のコラボなどで交流が出た場合を除き、他のVtuberの話は出さないようにお願いします。
2:名前:名無しのバンドマン
>>1
スレ立て乙
3:名前:名無しのバンドマン
>>1
スレ立て乙
いや~、まさかの発表だった。
4:名前:名無しのバンドマン
>>1乙
今回の配信最後まで見たやつオルカ?
5:名前:名無しのバンドマン
>>4
見たぞ。推しがいつの間にか配信者になっていた。何を言っているのか分からないだろうが、俺も何を見ていたの分からなかった
6:名前:名無しのバンドマン
>>5
唐突なポル状態の方はお帰りください
7:名前:名無しのバンドマン
>>5
階段にお帰り~
8:名前:名無しのバンドマン
そんな~
9:名前:名無しのバンドマン
階段には勝手にお帰りください。
それよりも、今回の配信でまさかのVtuberデビュー。予想できなかったな。
10:名前:名無しのバンドマン
>>
ほんとそれな。
しかし、全員声もよくて、アバターもいいなんてすごいよね。
11:名前:名無しのバンドマン
しかも、それらを自分たちで用意したなんて。才能ありずぎか!
12:名前:名無しのバンドマン
ほんとそれな。次の配信が待ち遠しい。早く配信か動画が来ないかな。
13:名前:名無しのバンドマン
配信まで待ちきれないぜ、俺は全裸で寝て待つぜ!
14:名前:名無しのバンドマン
>>13
お前は何日裸で寝続けるつもりだよ。適宜起きないと体に悪いぞ。
この小説を読んで、
「面白い」「続きが気になった」
と少しでも思ってくれたのなら、↓の★を押して応援をお願いします。
その応援が、頑張るエネルギーになりますのでお願いします。
また、誤字脱字等がありましたら感想の方までお願いします。