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第十六話

 

「いまさらながらルールの説明をするね。今回は視聴者様と私たち三人が一つのチームを作って対戦する方式だよ。」


『じゃあ、俺たちも参加できるのか。』

『実力を見せつけてやるぜ!』

『俺はもう準備OK』

『私も出来てる』

『いつでもかかってこいや!』


「今回は、毎回このチームを解散して三人以外がランダムで入れるようにする形にはしているので、一度出た方は、控えていただくと嬉しいです。そうして、順位を決めて、私たち三人の中で最下位が、ランダムに選ばれたセリフを本気で読むという罰ゲームをする形になります。」


『あんなセリフとかこんなセリフとか聞けるの!』

『今から送らないと』


「さすがにー、コンプラ違反ととかはー、気にするからー、何でもじゃないけどねー。」


「でも、できるだけいろんなセリフを言いたいから、みんなもどしどし送ってね。」


「じゃあ、早速やっていきましょう。」



 そうして始まった第一試合。

 最初のステージは、ワリモスノーマウンテン。

 マリモカートでは珍しい周回コースではなく一本道のコースである。そのため、実力が試されるコースである。


「うわー、まさかの最初からこれ―。」


「いきなり実力が試されるコースが来たじゃない、これは勝ちをもらったね。」


「え~、何でこのコースなの~、練習の時に~、よく失敗したところじゃん。」


 彼女たちがそんなことを言っていたが、スタートの瞬間を待っていた。



 3…2…1…、

「「「ここ!/このタイミング!/ここでしょ~!」」」

 そう言ってボタンを押した彼女たちはうまくスタートダッシュを決めることが出来た。しかし、他の参加者も成功していたためこのタイミングで順位が決まることはなかった。


「いいペースできたよ。」


「今回はスタートダッシュ決まったよ~。このままいくよ~。」


「まだまだね二人ともここは先に行かせてもらうよ。」


 そう瑠璃が言うと他の参加者をアイテムを使って一気に抜いていった。


「うそ!このタイミングでそのアイテム使うの~!」


「てか、いきなり加速アイテム取るとか凄すぎ!でも、今回は私が勝たせてもらうよ!」


 そういうと、茜は瑠璃と同じように加速アイテムを使い集団から一気に抜けた。


 二人はそのままの勢いで進んでいき。ゴールをしたのだった。


「よっし、最下位にはならなかった!」


「ふう、最下位は何とか回避することが出来たは。」

 そんな二人とは対照的に最下位になってしまったのは菜種である。あの後、取るアイテムはバナナなどの遺贈阻害系しか出ず、ショートカットをしようとすれば、凡ミスで奈落に落ちてしまいタイムロスをしてしまうなど運が悪すぎるのか視聴者たちからも遅れ、完全な最下位になってしまったのだ。


「私…最下位…だった。」


「あー、まあー、どんまい!」


「そ、そうですよー、次こそはいいことありますからね!」


『そ、そうだよー』

『こんなこと何回も起きることはないよ。』


 そんなあんまりの姿に、二人は罰ゲームがある事を忘れて慰める事しかできなかったのである。そうして数分の時間が過ぎると立ち直ったのか配信を再開したのだった。


「みんな~、楽しみにしていたのに~、ごめんね~。」


「いやー、まさかあそこまで運が悪いことが起きるとは思わなかった。」


「まあ、あんなこと想像することは出来ないよね。」


『そうだよね。』

『こんなことをが想像できる人はいないよ。』

『まあ、面白かったからいいよね』

『でも、腕自体は良くなっている印象だったよ』

『そうだね、頑張っているのが分かるよ。』


「じゃあ~、今回の罰ゲームをやっていきたいと思います~。」


「じゃあ、今回の罰ゲームはこれだー!」


 全力のロリボで「お兄ちゃん、だーい好き!」という。


『やっばWWW。いきなりの難問来たWWW。』

『本気でこれ言うの恥ずかしいよWWW。』

『てか、ロリボ出せなきゃ意味がないじゃんかWW』

『てか、セリフが似合いすぎてるWWW』


「うわ~、見た目に対して合いすぎてるセリフが来たわ~。」


「じゃあ、このセリフを本気でお願いします。菜種」


「は~あ、分かりました~、じゃあ~、茜の掛け声から言うので~、お願いしますね~。」


「分かりました。では、行きますよー、せーの!」


「おに~ちゃん♪だ~い好き~♪」


『うっわ、すげーWWW』

『ほんとにロリかと思ったWW』

『声かわいすぎ…グッハ・・』

『尊死します。ありがとうございました。』

『ロリコンどもが死んでいっててるようだ。』

『ロリコンはこの世に要らん。』

『死にさらせ!』

『ロリコン死すべし!』


「あはははははは、マジもんの声出してた!」


「うわー、ここまでのロリボ出せるのは凄すぎ。」


「もう、二人とも次の闘い行くよ!」


 そうして、次の対戦が始まったのであった。


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