第十三話
詩がメールを送った数日後
G・L・V会議室
ここでは今、カラーイッシュから送られてきた楽曲の確認をするために前回と同じメンバーが集まっていた。
「それでこれが、送られてきた楽曲という事か。」
「そうみたいです。一応先に確認しましたが、完成度も高く感じましたね。では流させていただきます。」
そうして、パソコンから音が流れてきた。
それを表現するとしたら赤という印象を受ける曲であった。
「すごいですね。私の曲として考えると歌詞や音がマッチしていて聞いていて、楽しいと思ってしまいます。」
「私もそう感じました。うちの茜を想像させるような言葉が多くあるのでこれでいいともいました。」
「では、楽曲に対してはこちらでそのまま進むという事で行きましょう。また、茜さんにはボイスレッスンなどもこれからは受けていただく形になりますのでその辺の方はお願いします。」
「分かりました。」
「では、次にコラボに対してですが、向こうから少し面白い案が出ているのでこれをやっていこうかと思っているんですがどうでしょうか。」
机の上には、カラーイッシュから来た案が紙でまとまっている状態であった。そこに書かれていく企画は私としては夢みたいなことを書かれていた。
「なるほど、面白いじゃないか。私はいいと思うよ。」
「確かにいいですね。では僕も賛成という事で。」
そうして、この企画は上司たちには面白く思われたようで、賛成多数でやるという事になった。
「では、今回の会議はこれで終了します。お疲れさまでした。」
会議が終わり数時間後。
黒江朝日の姿はいまだ、会社の中にあった。そこで、マネージャーさんと先ほどの会議の事やボイトレなどのこれからの事につい話していた。
「それじゃあ、今日の会議についての振り返りについてなんだけど、今のところ理解しているところを教えてくれるかしら。」
「はい、まずカラーイッシュから提供された私の曲を聞いたことですね。」
「そうね、そして次にコラボの内容についてね。」
「はい、でもこんなことが通るなんて思いもしませんでした。」
「確かにそうね、でも彼らの得意を使うことが出来ると考えるならそれはいい事だと思うは。」
彼女たちが話している机の上には先ほどの会議で使っていた紙がありそこにはカラーイッシュの伴奏で歌ってみたと書かれた紙があった。
会議からしばらくの時間が経ち、カラーイッシュが生活をするシェアハウスには一通のメールが届いていた。
件名:カラーイッシュの皆様へ
本文:
カラーイッシュの皆様。今回は、コラボの事について説明するためメールをさせていただきました。
前回提案されたコラボでの伴奏をしての歌ってみたなのですが、こちらの会議の方で提案が通たこと、お知らせします。そのため、当日は弊社所属の唐暮茜と直接顔を合わせていただくことになりますが、写真などはご遠慮ください。
また、コラボの発表ですが二日後の唐暮茜が夜の配信で告知しますので。それと同じ時間か、後でお願いします。
では、今回のコラボですがよろしくお願いしたします。
ちょうどそのメールを全員で見ていたので、このことはすぐに周知することが出来たので。告知する日に何をするのかという話合いにすぐになったのだ。
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