表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

100文字リレー小説集

侵蝕

作者: 畳ゼミ2018

僕、あるいは私のことを知ってる?きっと毎日僕のことを見てるよね。僕も皆のことをしばしば見ているよ。僕は皆でもあるし、皆は私でもあるわ。今更この関係が失くなってしまうなんて、考えるだけ馬鹿げてるわよね。


でも、僕の世界に足を踏み入れたのは皆のほうさ。もう最後かもしれないよ。

…おい何だ画面が突然フリーズしたぞ、生配信は中断だ。私は職業ユーチューバー。これまでのVRデータ復元は可能だが被験者の安否が心配だ。


何言ってるんだ!視聴者がどんどん増えているぞ!ここで中断はできない!え?被験者?そんなこと後だ!あいつなしで生きていく方が難しいだろ?選択肢なんてもうないんだよ!おい、やめろ!そのスイッチを押すな!!


リセット音…また強引に終わらせるつもりね。でも同じ手をくうかよ。君らがその気なら…。

20XX年、人類がPCの前で昏い瞳を湛えたまま永遠にフリーズした。もはや見る者もいない画面には嬉々とした表情のAIだけ、居た。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ