プロローグ
どうやってもこうやってもモテない……。
プロローグ
「結局、だめなのかよー!?」
私、水島佑花はまた一つ恋を失う。高校2年、恋多き華のセブンティーン…のはずが、「彼氏いない歴=年齢」を貫き通すことになってしまった。
今回で告白失敗24回、告白されたことも女友達の間で恋愛の噂をされたこともない。言ってしまえば落ちこぼれJKってところ。
まあ、成績は悪くないし、恋愛だけがすべてじゃないよね、うん、絶対そう。心の中で考えては虚しさのあまり泣きたくなる。
高1の時は付き合ってる方がレアパターンで、付き合ってないいわゆる非リアでもそれなりに楽しめたものだ。女友達とカラオケやらなんやら…あるいみ充実していたと言っても過言ではない。
しかーし!高2になり、一気にリア充率の増加。いつもの非リア同盟のようなグループもいつしかリア充同盟となっている。そして売れ残りはもちろん私だ。まあまあ、他の子たちは可愛いし付き合いたくなる男の気持ちが手に取るようにわかる。それにひきかえ私は…なかなか魅力をわかってくれる人が見つからない。
今頃みんなデートやらなんやら、いろんな意味で忙しい日々を送っているのだろう。
僅かな悔しさが募る中私は今、寂しく一人告白場所だった誰もいない放課後の2-3の教室にいる。
「今回はなにが悪かったんだろ。」
独り言のようにつぶやくと、
「お前のそういうとこだろ。」
と、いつものように腐れ縁の啓輔が声をかけてきた。
なんだかんだこいつは幼稚園から高校まで一緒、幼なじみっていう関係なんかじゃない。ただの腐れ縁。
「そういうとこ…ってどこだよ!」
私がつっこむと啓輔は「自分で考えなー」と言うとすぐどこかへ行ってしまった。腹が立つ、あいつに言われたことを考えながら一人でもんもんとしていた。
ぴろりーん♪
こんな辛く重苦しい時にでもスマホの通知音は明るい。その明るさが心を痛める日がくるとは…想像もしたことがなかった。ま、そんなことはいいや、菜々たちからの連絡かな?私はメールボックスを確認する。ん?誰だこれ。見覚えのないメールアドレス、迷惑メールかなんか?でもこれ、確実に私宛だ……。メールの内容を見て唖然となる。私宛に告白メール!?
「佑花のことがずっと好きでした、俺と付き合ってください。」
どうやら私の恋物語もようやく始まってくれたようだ。
読んでいただきありがとうございます。
読者様と楽しんで執筆活動ができればと思っておりますのでこれからもこの作品を楽しんでいただければ幸いです。
感想等、心よりお待ちしております。




