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何が化け物?



今思えばこの誰かの呟きが俺の常識を疑うようになったのかもしれない



本当に彼等は化け物なのかい?


ふと誰かが呟いていた……何を当たり前なことを言っているんだとバカにしたように呟きに答える


化け物に決まっているだろ?


本当に決まってるのかい?


しつこいように聞いてくる大体んな質問聞いても答えは決まっているだろ?


ほんとうに?


心をよんだのかのように何度も「本当?」と呟いている声が聞こえる


何度もしつこいな……大体オメーは誰だよ?


だんだん鬱陶しくなって投げやりに言葉を吐くとすぐにまた呟きが返ってきた


ボクは本当の化け物さ


は?


本当のってなんだよ……そもそもここに化け物が入れる分けねーだろうが、新手の悪戯か?


キミ等の言う化け物は化け物なのかな?


呆けている間にも呟きは途絶えなかった……呟きを耳にしていると何が本当なのか解らなくなる……一種の思考が壊れるような感覚に陥り視野が霞み辺りがモノクロに感じられたとき呟やいた人物と思える姿らしきものがとらえられた……血の通ってない真っ白というよりも灰色がかった肌の色と眼帯がないほうに紅い瞳?らしきものが光って見えたその瞳が映えるような煤けた銀色の髪は毛先が尖っていて刺さったら痛そうにも見えたのだが化け物?とは違うように見えた何を基準として化け物と言ったのだろうか?問いただそうと足を踏み出すと肩に重みがかかる……が気にせず進もうとする


 化け物は一体ダレ?


はあ?ダレってそりゃあ化け物ぶぉはあああぁぁぁぁっ


急に両肩に重石がついた感覚に陥ったかと思えばからだが揺すられる声が聞こえる……視野に光が灯ったような感覚に陥った


しっかりしろおっ!寝ぼけてんじゃねえっ!!


なんだよっ……うえっ……ほっ……はぅっ?


現在何者かに揺すられている……常人じゃないスピードで、このままじゃ死にそうだ、頼むヤメ……ロ


気が付けば呟きは止んでおり、俺を揺すっていると思える人物は俺の先輩と呼ぶに相応しい人で後2、3歩前に出ていたらトラップが発動して危険だったと怒られたそりゃあ反省はするし感謝もするが、周囲の人が先輩を止めていなかったら俺は本当の意味でお陀仏になっていたかもしれないのでなんとも言えない気持ちになった

あれは何だったのだろう?……白昼夢なのだろうか……っとと、考え事をしてると先輩に肩車されそうになるので慌てて自分の足で自室に行くと言ってしまった……眠ってしまえばそこはもう現実とは違うのだから、唯一の考えるときの避難所みたいな場所のようだ


案の定、眠りにつき先程の呟きの件はすっかり頭の中から消えていた……それがどんなに重要なことだったのか、あの頃の自分を殴ってやりたい気持ちにもなる……まだまだ先の話だから忘れてしまったのは仕方ないのかもしれないのだけれどね

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