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恐ろしい習慣

恐ろしい習慣


…………

…………

…………

…………

…………

…………

…………



何もない

いや、あるにはあるが

何もない



…………

…………

…………

…………

…………

…………

…………


誰かが声をかけて来た

その言葉に応じるかのように

立ち上がり着いていく

着いていった先には

装備を揃えた生き物がいる

また声をかけられた


…………

…………

…………


先程の生き物は既に消える

まるで何も無かったように

いや、消えたのではなく

消したんだ

生き物は生き物でなくなり

何もない骸になったのだ


…………

…………


その場でボンやりとしていると

声をかけられた

どうやら用事は終わったらしい

武器の手入れのために

その場を歩き出す


…………

…………

…………

…………


一応、意思と言うものは存在するが

基本みずから行動することはない

何もない時は何もしない

それが当たり前だからだ




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