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炎を宿す者

炎を宿す者


俺の一族は産まれつき

体内に多かれ少なかれ

炎を宿しており

手足のように操る事が出来る

そして好戦的な性格の者が多く

炎を使い喧嘩をするので

外部の者に被害がないように

自然と集落は閉鎖的だ

閉鎖的と言っても

俺達は陽気で頑固な者は少ない

交流を求められれば拒みはしない

が喧嘩に巻き込まれて

黒焦げに焼け死んでしまうのを

見ていられるほど冷徹でもない

と言うことで

交流する場所は集落の外が多い

たまに集落の中で行うときもあるが

必ず単独行動は控えてもらっている


お頭っ……来客です


頭にバンダナを巻いた

茶髪の男が表れた

お頭と呼ばれ少し

ため息が漏れそうになるも顔をしかめた


頭じゃねえっての

来客だな……

ん?……今日はそんな話は聞いてねぇが


身を乗り出して聞いてみると

どうやらあの兄弟が来たらしい


仕事探しか、遊びに来たのか

ふと脳裏に顔が浮かび

笑みが自然とこぼれ落ちる

まぁどんな用事でも良い

すぐに許可を出し

迎えに行こうとすると

なんと既に来ているらしい

俺等の事を知っている上で

そんなことが出来るなんて

少し不安を覚えるが

今はそれよりも

早く会って話がしたい

話をして遊んで…………

今日はここまででとするか


一族の中で力があり

比較的温厚な方だと言う

理由で交流等の繋ぎをしているが

俺より強い連中は沢山居る

そんなことは知っている

身に染み付いている事だ

そして強いものに挑み

挑戦しないと強くは

なれないことも知っている

やろうとすれば出来ないことはない

そう信じてやまなかった



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