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神の器と呼ばれるもの

神の器と呼ばれるもの


彼の者は幾つかの姿を

持っていた


大人の姿

子供の姿

老婆の姿


正に老若男女の姿だ


ただ姿を変えるのみでなく

性格も人格も

それぞれ違った

全て違うに関わらず

共通点があった

必ず本を持っている事だ


そんな彼の者は気ままに

毎日を過ごしている

これからもそうだろう


気ままにと言ったには

少し語弊があるようだ


彼の者は昔の過ちを

正すため知識を得ながら

毎日を過ごしている

といった方が正しいか


しかしそれぞれの人格は

個性が強いせいで

はたから見れば

やはり気ままに

毎日を過ごしているように

見えるのかもしれない

探しても見つからない

知識を永遠に近い時を

さ迷いながら


彼の者は半場

諦めているのやもしれない


知識を探す旅は

また別の話だ


彼の者は気が付いていた

自分が奇妙な時空に

捉えられたのを


別の世界があることに

驚きはせずとも

出ることが出来ないことに

焦りを覚えた


しかし彼の者は

怒るでも泣くでも

恐怖を覚えるでも無く

ただひたすらに

気ままに過ごした


出られないのなら

仕方ない

出られるまで

知識を集めよう


幸いに今の彼の者は

楽観的思考だったのだ

そしてこの現象を

経験したことがあったのだ



何かが起こるときは

何か意味がある

きっとそれを終えれば

ここから出られるだろう


ふと思った

この状態で致命傷を受けたら

どうなるのだろう

この世界に捉えられたまま

この身は果てるのだろうか

手にもつ本を見て首をふった

全く法則が掴めぬ世界

無茶をすればどうなるか

創造もつなかいし

興味も余りなかった


この時は何故この世界に

捉えられたのかを

考えていなかった

彼女等に会うまでは

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