好きなことを、好きなだけ書き込んだだけの掲示板 No.2 投稿者 ソラ
まず初めに、この掲示板を作ってくれた人に感謝したい
なんでも、書き込んでいいんでしょ?
誰のために書くわけでもないし、読んでもらうために書くわけでもない
ただ、思ったことをかくだけ
人の目を気にしなくていいなんて
それほど楽なものはないし
だから、私はいまから
自分のすべてを人のせいにする
私は、自分のために動いたことがない
勉強も
運動も
稽古事も
自分のためにやったことじゃない
いつも誰かのためにやっていた
自分では自覚していなかったけれど
私は寂しがり屋だったから
一人が好きなくせに
常に誰かが隣にいないとだめだった
だから、誰かが笑っている顔が
何よりも大好きだった
上手くできたら喜んでくれる
「うれしいよ」って言ってくれる
そして何より笑ってくれる
それだけで私は幸せだった
小さな小さな生きがいだけれど
私はそれ以外に欲なんてなかった
子供らしく、何がほしいなんて言わなかった
つまり私は甘え方を知らないんだ
私が父と母と暮らした時間なんて生まれてから
たったの二年間だけなのだから
家族に甘えたことなんてない
父という存在も、母という存在も
どうしていいのか分からなかった
今までずっと親戚の家で私は生活してきた
たまに母が遊びに来たけど
自分自身のの母にどう接していいのかわからず
親子らしい振る舞いを知らない私は
ただただ何かをこなすことだけでしか
母を笑顔にする方法はなかった
他人だったら、もっとうまくできる
自分の本当の姿を知らない人間なら
いくら自分を偽ったってばれることなんてない
もっとうまく、器用に
だって、私は分かっていたんだ
いや分かってしまったんだ
どうすれば大人は喜ぶのか
どうすれば大人は笑うのか
どうすれば大人は自分を必要としてくれるのか
でも、だからだね
いつしか私は
計算高く、小賢しい子供になっていた
「子供らしくない」
そんな子供になっていた
同級生の友達も、周りの大人たちも
私のことをつまらなそうに見ていた
あんなにも、相手の扱い方を
理解したつもりでいたけれど
自分自身の「子供らしさ」については全くわからなくて
誰かを笑わせることなんて
出来なくなってしまった
みんな自分から離れていく
怖かったよ
私には
家族でさえ
いないも同然なのに
そんな時私はあこがれたんだ
みんながみんなその人に集まっていて
その人はみんなを笑顔にする
その人に
その人はとても明るい人で
この人になればいいんだ
そう思った
ばれないように、怪しまれないように
みんな好みの明るい子に
少しずつ少しずつ
変わろうと思った
結果的にそれは
私の求めていたものを与えてくれた
あの人のように
私の周りにも
友達が増えていった
これでよかったんだと思った
本当の自分ではなかったけど
不思議と苦痛じゃなかった
そして気付く
私は自分を偽っていたわけじゃなかったということに
自分のこころの奥にあった
もっとみんなと
子供らしく
遊んだり
おしゃべりしたり
競い合ったり
そんな願望から生まれた
新しい自分だったんだ
そこに至るまでには
少し時間がかかったけれど
今の私を私を作り上げたのが
他でもない計算高い自分だったとしても
今私がこうして幸せだと思える日々が
どうしようもなく嬉しかった
普通の人なら何も迷うことなく
ここまでたどり着くのだろうけれど
私はえらく遠回りをしてしまった
これまでの私を父や母のせいにしていたけれど
きいて
私の幸せは一つじゃなくなったんだ
欲張りになってしまったんだよ
もっともっと
たくさんの幸せが
私はほしくなった
小さな幸せじゃ物足りない
ねぇ、お父さん、お母さん
私、やっと
みんなと同じになれたんだよ
私、お父さんとお母さんの子供でよかったよ
投稿者 ソラ