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第 五 十 話  これからのこと

 目の前を、ルルたちのはしゃぎ声が行ったり来たりしていた。

 グニドは現在地面に腹と両肘をつき、いつも寝床で寝るときとほとんど同じ体勢でいる。

 唯一違うのは頭をもたげて、駆け回るルルたちの様子を眺めていることだろうか。本当は砂漠ではありえないほどゆるやかな陽気に眠気を誘われ、今にも瞼を下ろしてしまいたいのだが、ルルが転んだり泣いたりしたらすぐ動けるように目を開けておく必要がある。


 アフェクト侯領に潜入したラッティたちが無事に戻ってから早四日。グニドは本日『休暇キューカ』なるものを与えられ、こうしてのんびりと過ごしていた。

 カルロスから言い渡されたところによれば、『休暇』というのは仕事をせずに体を休めたり気晴らしをしたりする日のことで、今日に限っては彼の側仕えをしなくていいのだとか。

 唯一《義神刻ツェデク・エンブレム》の影響を受けない自分が傍を離れて大丈夫なのかとグニドは心配したが、代わりにマナかロクサーナを待機させるから案ずるな、とカルロスはそう言った。


 しかし言われてみれば、グニドはサン・カリニョへ来てからおよそ三ヶ月、常に気を張り詰めていて緩める隙がなかったように思う。

 初めは竜人ドラゴニアンである自分が人間ナムたちと上手くやっていけるのか、寝ても覚めてもそればかりが気がかりだった。かと思えば例の魔物の急襲があり、カルロスの秘密を知らされ、更にはアフェクト侯領へ潜入したラッティたちの救出作戦と、思い返すだけで目が回りそうな日々だったのだ。


 だからグニドはその『休暇』なるものを有り難く頂戴し、今日はルルの傍で一日を過ごすことに決めた。

 カルロスの側仕えになってからルルの世話はポリーに任せっぱなしで、彼女にもきっと『休暇』が必要だろうと思ったからだ。


 けれど久しぶりにルルと一緒にいてみて、グニドは様々な変化に気づいた。

 まず、ルルが前ほど駄々をこねなくなったこと。

 ここへ来る以前は、ルルはとにかくグニドにべったりで、どこへ行くにも一緒でないと気が済まないといった感じだった。おかげでグニドの姿が見えないとすぐ不安がり、ひどいときは用足しにまでついてこようとしたほどだ。

 そしてカルロスの側仕えになった直後もそうだったように、グニドに構ってもらえないと分かると泣いて暴れた。それはもう生まれたてで肉を欲し続ける竜人の子らのように暴れまくり、百戦錬磨のグニドをも手こずらせた。


 なのに今やどうだ。今日は一日一緒にいる、と宣言したグニドが時折席を外しても、ルルは『どこ行くの?』と尋ねてくるだけでそれ以上はついてこない。

 『ここで待ってろ』と言えば『分かった』と素直に従うし、不安そうな顔をしたり泣いたりもしなかった。グニドの手が空くまでわがままを言わず、大人しく待つということを心得たようだ。


 更にはここ一月あまりの間に、ルルの人語は飛躍的に上達した。

 発音はもちろんのこと、文章の作り方や語彙力もずっと向上して、グニドが危機感を覚えるほどになっている。

 ヨヘンの診断によれば、今のルルは六、七歳くらいの人間の子供と同等の語彙力を持っていて、いわゆる〝カタコト〟ではなくなったそうだった。

 もちろん竜語も今までどおり喋るし、人語を覚えたからと言ってそちらを忘れてしまうような気配はない。だけど今では圧倒的に人語の方を多く喋り、グニドにも人語で話しかけてくることが増えた。


 それも意図的にそうしているという風ではなく、ごく自然な振る舞いに見える。

 今やそうした振る舞いがルルの日常となりつつあるのだ。グニドが彼女の傍を離れている間に。

 その一番の理由が〝トモダチ〟。

 たった今グニドの目の前をルルと共に走り回っている、三人の子供たちだ。


「おいルル、待てよ! お前、今コレ投げただろ!?」

「なげてないよー! エリク、にげてにげて!」

「くっそ……! つーかユシィはどこ行った!?」

「ユシィはもうかくれたもーん! ウォルドのへたっぴ!」

「んだとコラ……!」


 尻尾を体側に引きつけて寝そべったままのグニドの鼻先を、ルルより少しだけ大きい黒鬣くろかみの少年が駆け抜けた。

 彼が追っているのは「きゃーっ」とはしゃぎ声を上げたルル。その向こうではヒーゼルの息子であるエリクが、物陰に隠れた赤っぽいかみの少女に走り寄り、しゃがみ込んで何か笑い合っている。


 歳はバラバラだが子供という括りで見てしまえば大差ない四人組。

 うち三人をルルは自分の〝トモダチ〟だと言った。

 グニドがつい最近、初めてその存在を知った黒鬣の少年は名をウォルド、少女の方は名をユシィというらしい。この二人は兄妹――つまり同じつがい・・・から生まれた子供たちで、歳は確かウォルドが八歳、ユシィが六歳だと言っていた。


 ルルはいつの間にかエリクだけでなくこの二人とも親しくなり、毎日のように一緒に過ごしているらしい。

 今はまだ復興が進んでいないサン・カリニョ居住区の一角で、建物の残骸を利用した『カクレオニ』なる遊びに興じているところだ。

 これは〝オニ〟と呼ばれる役になった者が、物陰に隠れて逃げ回る者たちを追いかけ捕まえる……という遊びだそうで、見たところ今そのオニ役はウォルドのようだった。ここでウォルドが別の子供に触れればオニ役は交替になるらしいのだが、そうはさせまいと先程からルルが上手く妨害している。


 さながらこれは狩りの練習だなと思いながら、グニドはそんな子供たちの遊びを眺めていた。初めは『グニドも一緒にやろう!』と誘われたのだが、この図体ではいくら建物の残骸があるとは言え身の隠しようがないし、かと言ってグニドがオニ役に回ったら、ルルやエリクはともかくあの兄妹は泣き叫ぶだろう。


 実際ルルが初めて二人をグニドに紹介しに来たとき、ウォルドは石像のように固まったまま動かず、ユシィに至っては大泣きした。彼らのオヤだという二人もグニドを見るなり絶叫し、我が子を逃がそうとしたほどだ。

 それについては間に入ったヒーゼルのつがいのマルティナが上手く取りなしてくれたものの、その事実がより一層ヒーゼル一家の異様さを物語っていた。何せあの男の家族カゾクはグニドを見ても怯えるどころか、むしろ喜んで近づいてきたのだから。


(人間のカゾクというのは、オスが変だとメスも子供も変になるのかもしれないな……)


 と推測しながら、グニドははたりと尾の先で地面を叩く。もしもその推理が当たっているのなら、自分は気を引き締めてルルと接さなければならない、と思う。

 少なくともルルには、このまままっとうな大人に育ってほしかった。ヒーゼルやマナのような、ちょっと何を考えているのか分からない大人に成長されたら困る。


 しかしあのルルが本当にこれから大きくなっていくのだろうか。グニドには大人になったルルの姿というものが上手く想像できなかった。

 変な話だが突き詰めれば今、彼女がああして走り回っていることすら不思議に思えるのだ。グニドの頭の中ではルルはまだ、白いボロ布にくるまれた赤子のままだから。


(だが、あいつが大人になったら……)


 そこから先、自分たちの関係はどうなるのだろう。きっとルルは成長すればするほど人間に近づいていく。人間という生き物の生態を知り、彼らの文化に馴染み、容姿も今よりずっと人間らしくなるはずだ。

 そうなったとき、ルルは人間と共に生きたいと願うだろうか。もし彼女がそう願ったとして、自分の存在が妨げになりはしないか?

 グニドとしてはこのまま人間と共生していくのも悪くないと思っている。人間は面白い。今まではただの肉の塊と思っていたが彼らの生態は実に多種多様で、どれだけ一緒にいても飽きないと思う。


 けれど、人間の方はどうだろう。

 彼らは竜人である自分を受け入れてくれるだろうか?


 現に今、エリクとユシィが隠れている残骸の向こう、瓦礫の山の陰にはアントニオがいた。本人は身を隠しているつもりらしいがあっちは風上だ。だからグニドは匂いで分かる。

 どうも彼は子供たちのことを心配しているようで、グニドが突然エリクたちに襲いかかったりしないか、物陰で目を光らせているようだった。いざとなればあそこから飛び出してきて、槍でグニドを一突きにするつもりなのだろう。


 しかしグニドはそれを愚かだとは思わないし、忌々しいとも思わない。たとえばここにいるのが自分ではなく人に馴れた砂漠の大蛇トネプレスで、アレは人間を襲わないと断言されたとしても、グニドはやはり気が気でなくルルに『離れろ』と言うだろう。

 つまりあのアントニオの行動は至極正常で、大半の人間が彼と同じだと思っていい。捕食者である竜人を手放しで信用できる人間なんてきっとごく少数だ。


 ならばもし、ルルがいつか〝人間と共に暮らしたい〟と言い出したなら、自分は――


(……)


 そこまで考えて、グニドはそれ以上の思索をやめた。

 やめたと言うよりは自然とその先が掻き消えて、風に吹かれた煙のようにうやむやになってしまった感じだ。

 それからは頭を空っぽにして、ただルルたちの様子を眺めた。サン・カリニョに注ぐ陽射しはやはり優しい。


 季節は秋。四季による変化が悲しいほど乏しかった砂漠と違い、列侯国の景色は目に見えて移ろっていく。

 グニドが初めてこの地を踏んだときには眩しいくらいの緑だった草木が今は色褪せ、赤茶けていくばかりだ。冬が来ればあれらは一斉に葉を落とすというから、もう少し時が経てば、このあたりの景色はまたグニドの記憶からかけ離れてしまうのかもしれない。


「――グニド」


 と、不意に名前を呼ばれた気がして、グニドはゆるゆる落ちかけていた瞼を開いた。そうして改めて頭をもたげ、首を巡らす。途端にツンと鼻を突くエクソフの臭い。


「ラッティ」


 グニドの尻尾の方から歩み寄ってきたのはラッティだった。アフェクト侯領でフィデルに射られた傷はすっかり癒え、今はとても元気そうだ。

 ただ珍しく、今日の彼女は一人だった。いつもなら特別の用事がない限りヴォルクが傍にいるはずだが、義勇軍に何か仕事でも頼まれたのだろうか?


「ポリーから聞いたよ。今日は休みをもらったんだって?」

「ウム。カルロスニ、キューカ取レ、言ワレタ」

「無事に物資も手に入って、少し状況が落ち着いたからかな。イサークとのイザコザも、思ったよりすんなり解決しそうだってサ」

「ソウナノカ?」

「うん。どうもイサークは、必ず物資を取り戻すと豪語して出ていったフィデルが手ぶらで戻ったモンだから、ぶちギレて侯王軍への参加を蹴ったらしいよ。まあ、あれから領境を越えるまでアタシらがまったく襲われなかったことを考えると、あの男は物資の件を、侯王軍の要求を突っぱねるための理由にしたかったのかもね」


 言いながらラッティは一度グニドの鼻先を通りすぎ、それからすぐ隣に腰を下ろした。そんな彼女の様子を横目に見ながら、グニドは「フム」と思案する。

 半月前、ラッティ救出のため激突したディストレーサ栄光騎士団。彼らはあのあとアフェクト侯領の主都ソーロへおめおめと帰投し、侯主イサークに手ひどく叩き出されたらしかった。


 と言うのも彼らがあのタイミングでアフェクト侯領に現れたのは、イサークが裏で関与していたとされる王子誘拐事件の真相を探るためで、物資奪還失敗の責を問われたフィデルはその件を引き合いに出し言い逃れようとしたそうだ。

 ところがイサークが例の事件に関わっていたという証拠はどこにもなく、逆に根も葉もない噂でイサークの名誉を傷つけた、と糾弾された。イサークはそれを理由に「侯王軍はやはり信用ならない」とし、義勇軍討伐に参加せよという彼らの要求を撥ねつけた……ということらしい。


 一方で物資を盗み取った義勇軍に対する追及はそれほどでもなく、形ばかりの抗議文が届いただけで実質は丸く収まった、とラッティは言った。

 どうもイサークはこれを義勇軍への貸しにしよう、という魂胆でいるようだ。ラッティ曰くあの男はことに悪知恵が働くから、もしもカルロスが勝った暁にはこの件を取り沙汰し、新体制下でのより良い地位を得るつもりなのだろうと言う。


(まったく人間というやつは、どいつもこいつも途方もないことを考える)


 アレを利用してこいつを脅そうとか、コレを使ってあいつに取り入ろうとか。やることが皆死の谷のイドウォル並みだ。実に狡猾で、そういう策略とか騙し討ちなんて思いつきもしないグニドはある意味尊敬する。

 だがおかげで義勇軍は今回の危難を乗り切れたわけだし、あながち無用の長物とも言えないか。願わくはグニドにも理解しやすいように、もう少し単純かつ潔く物事を捌いていってほしいものだけど。


「にしても元気だねー、子供らは。物資が手に入ったとは言え食糧の供給量は変わんないのに、あんなにはしゃぎ回って」


 と、足首を交差させるようにして膝を立てたラッティが頬杖をつきながら笑った。彼女がサン・カリニョから失われて久しい黄緑みどりの目で追う先には、未だカクレオニに興じているルルたちの姿がある。


「ルルってばアタシらが留守の間に、ちゃっかり友達作ってるしサ。あの子らとは上手くやれそう?」

「ウム……ルルハ、ウォルドトユシィ、好キト言ウ。エリクトモ、ヨク遊ブ」

「そ。まあ、いいことだよね、同い年の友達ができるってのは」

「ウム」

「おかげで人語ことばも上達したし、人間たちへの理解も深まるだろうし、何より本人楽しそうだし」

「ウム……」

「だけどあと二ヶ月なんだよねー」

「……ニカゲツ?」

「うん。獣人隊商アタシらと義勇軍の契約が切れるまで、あと二ヶ月」


 何ともないような口調で言ったラッティが、そのときちらりとグニドを一瞥した、ような気がした。

 しかしグニドはルルたちの方を見つめたままじっと黙り込む。また思考がモヤモヤしてきた。義勇軍にいられるのはあと二ヶ月……という言葉が意味するところを考えようとして、思考の道をまたも煙が遮ってしまう。


「まあ、二ヶ月後の状況によっては契約の延長を申し込まれる可能性もあるけどサ。義勇軍は神領国軍が到着する前に短期決戦で決めようとしてるみたいだから、契約が切れる頃にはもう戦が終わってるかも」

「……」

「仮に長期戦になったとしても、冬が来ると戦況は膠着するし。その間、口減らしのために傭兵は一時解雇ってこともありえるんだよね」

「……」

「そんな感じで二ヶ月後、もしここを離れることになったらサ。ルル、なんて言うかな」

「……」

「せっかくできた友達と離れ離れになるのはイヤって言い出すかな」


 キャハハハハ……と向こうでルルたちの笑い声が弾けた。ウォルドが物陰に隠れていたエリクとユシィを見つけて追い回し、ルルが二人に向けて「こっちこっち!」と手を振っている。

 対するグニドとラッティの間には、重い沈黙が垂れ込めた。ラッティの口調はやっぱり軽かったのに、この沈黙を〝重い〟と感じるのはたぶん、もやの先にあるものをグニドが知りたくないからだ。


「あのさ、グニド」


 だからグニドは予感した。

 ラッティがその先に続ける言葉が、靄の向こうを暴いてしまうことを。


「今のうちに訊いておきたいんだけど。アンタ、ルルをどうするつもり?」

「……ドウスル、トハ?」

「これからもずっとルルと一緒に暮らすのか、それともいずれ人間ひとの世界へ帰すのか――アンタはどっちが正しいと思ってるのかってこと」


 ついにエリクがウォルドに捕まった。かと思ったらルルがすかさずエリクのもとへ走っていって、バシッと彼の手を叩く。

 それで彼女がオニになった。ルルは満面の笑みを浮かべると、くるりと身を翻し、脇目も振らずウォルドを追い始める。

 ルルとウォルドの一騎打ちが始まった。ウォルドはルルのやり方を汚いとか卑怯だとか騒いでいるが、ルルはお構いなしに追いかけ回す。楽しそうだ。


 楽しそうだ。


 ひょっとしたら谷を出てから一番、彼女の笑顔が輝いているんじゃないかと思うくらい。


「ラッティ、グニド」


 そのとき自分が何と答えようとしたのか、グニドは知らない。

 ただ頭の中にぽつりと浮かんだ思いを人語に変換しようとしている間に、名前を呼ばれた。

 振り向けばさっきラッティが来たのと同じ方角から、黒い人影が歩いてくる。ヴォルクだ。

 彼はルルたちの笑い声を聞きつけると、そちらに一瞥をくれてちょっと難しい顔をした。そんなヴォルクの異変を察したのだろう、ラッティが膝の上に身を乗り出して覗き込む。


「よう、ヴォルク。どうかした?」

「……ルルには申し訳ないんだけど。ちょっと、緊急事態なんだ」

「緊急事態?」

「うん。カルロスさんが二人を呼んでる。これから軍議を開くって」

「グンギ――」


 とは確か、いわゆる〝寄り合い〟のことだったはずだ。義勇軍の主立った面子が集まって、今後の方針だとか作戦だとかを話し合う集会みたいなもの……だったと思う。

 しかし獣人隊商ビーストキャラバンの代表であるラッティが呼ばれるのは分かるものの、グニドまでグンギに呼び出されるのは初めてのことだった。ラッティもそれを怪訝に思ったのだろう、露骨に眉をひそめて言う。


「カルロスさんが一度与えた休暇を取り消してまで呼び出すなんて、よっぽどだね。何かあったの?」

「うん。それが……」


 やけに歯切れの悪い返事だった。ヴォルクは耳をぴくぴくさせながら明後日の方角を向いていて、こういうときの彼は大抵何か難しいことを考えているのだということを、グニドも既に学んでいる。


「ついさっき、テンプランサ侯領からの使者が来たんだ。主都セルドを守ってるディアマンテ忠勇騎士団の副団長が、直々に」

「ディアマンテ忠勇騎士団……ってつまり、今までイサークと同じく中立宣言してたグラーサ侯からってこと?」

「ああ。おかげで戦況がひっくり返るかもしれない。まだ詳しい兵力は分からないけど――グラーサ侯配下の三つの騎士団が、これから義勇軍に合流するって」

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