幕間 エドワードと拓海の碌でもない画策
全然懲りない二人(主にエド叔父)
~やめてほしい大人二名~
「……ノアと蘭は、もう無理だな」
エドワード・ハミルトンは、珍しく冷静に言った。
「だな。てかお前まだ諦めてなかったのか?」
拓海は即答した。
(即答するな。)
「だが」
エドワードが目を細める。
「悠馬は?」
拓海が一瞬だけ黙る。そして、次の瞬間。
「……有能嫁?」
「有能嫁」
二人の視線が合う。
嫌な共鳴音がした気がした。
「悠馬は仕事ができる。
だが。生活は雑だ」
「支える存在が必要だ」
「しかも」
拓海が、にやりと笑う。
「悠馬は押しに弱い」
「……完璧だ」
エドワードが拳を握る。
(握るな。)
その時。
「……何の話?」
背後から、声が落ちた。
二人が同時に固まる。
ジェシカだった。
優雅に。
にこやかに。
ーーーー番怖い形で。
「……えーと」
拓海が、逃げ道を探す。
「……善意だ」
エドワードが、苦し紛れに言う。
(善意の使い方が雑すぎる。)
次の瞬間。
「却下」
即断。
「二度と勝手に縁談を組むな」
にっこり微笑むジェシカ
「「はい……」」
完全敗北。
そしてジェシカは、去り際に一言だけ残した。
「――その“善意”を次は家の運営に回しなさい」
静寂。
拓海が小声で呟く。
「……あれ、俺たち…
「まだ何もしてないよな?」
エドワードが、同じ声量で返した。
「してないのに怒られた時点でもう終わりだ」
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※一応完結分までは完了してますので都度載せます。
よろしければ見てください。
AIアシスト作品です。
僕はまだ、ただの学生だったはずなのに。
気づいたら、伯爵家と組織と、大人たちの胃を一手に引き受けていた。
これは「有能すぎたせいで詰んだ男」の話。




