~閑話~「シズクのレポート」
「国王様どうされましたが?なぜ、王女様をお返しになったのですか?」
それの理由は「シズク」のレポートにあった。
「シズク」のレポートの内容の実験内容などが問題視された。複数展開は特異体質の人には時々現れる現象だったが、人為的に複数魔法展開をすることを実現させたことにすら驚きだったが、魔法を遠隔操作する実験が問題視されたのであった。遠隔操作には大量の魔力が必要となり基本的に1人で実験できるような回数はできないのであっただが、「シズク」は魔力消費を抑えて遠隔操作をし、自由自在に魔法を操作できることができ、攻撃魔法以外の魔法は人に触れていないとできないのは遠隔でできることによって魔法戦闘の幅が広がることになった。そして、そのレポートを王立学園の1年生が提出してきたことが問題だったのだ。
「国王様これは公に発表しますか?」
これは発表すれば世界の魔法技術が進歩するが、「シズク」たちの安全が保たれなくなることを心配した。
「では、こうするのはどうですか?」
提案されたのは王国魔法兵になり、国に仕えているという肩書きを与え、他の国、他勢力が関与できないようにするのだった。
王国魔法兵は大きく分けて三部隊が存在する。第1部第はエリート中のエリートで、高難易度のモンスターなどがあらわれた際に出動する。第2部隊は基本的に国の警備にあたっている部隊。国内のいざこざの際は駆り出されることが多い。第3部隊は倉庫管理など雑用じみたことや、低級モンスターの討伐に駆り出されることが多い。
そして、それを聞いていた「アロン王」は
「では、「ネオ、レオ、シズク」この3人を王国魔法兵及び王国魔法兵第一部隊に所属させることとする」
そして、翌日、3人は再び王城へ