表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

"実力主義"

サンズとこいしは一緒に自分のクラスに向かっていた。


廊下を歩いていると、なにやらヒソヒソと声が聞こえてきていた。


「あれ?あの人…こいしさんだ」

「ああ、あの有名な?」

「でもSランクの人がなんでDランクのあの人と」

「いいなぁ。俺も隣で歩きたいぜ」


いろんな声が聞こえてくる。


「サンズ、あんまり気にしちゃだめだよ。ランクなんてあんまり興味ないし。」


こいしはどうやら気遣ってくれているようだ。


「ああ、別にオイラは気にしてないぜ。」


そんなことを言いながら歩いていると、何やら男が何人か出てきた。


「おい、そこの骨。」


「?なんだ。」


そんな返答にその男の機嫌が少し悪くなる。


「あまり調子に乗るなよ。Dランクのやつがこいしさんの隣にいて良いはずがない。」


こいしはその言葉に反論する。


「別に良いでしょ?誰と歩いてようと私の勝手だし。」


「だってよ。お前が言うこいしさんはこう言ってるぜ?口出しするのは野暮用ってやつだ。」


ますます男の機嫌が悪くなる。


「お前、死にたいようだな。俺のランクが分からないのか?」


よくよくみると、男の校章は「Aランク」の称号がついていた。


「Aランクか。そいつは凄いな、おいらじゃ勝てそうにないぜ。」


「だろ?だったらこいしさんの近くから消え失せるんだな。」


それを見兼ねたこいしがその男に何か言おうとすると、サンズはため息をつき、こいしの手を握った。


「?!サンズ急にどうしたの?」


「ちょっと捕まってろ。おいらは"近道"知ってんだ。」


こいしが何か言おうとする前にサンズは目の前の男に言った。


「じゃあな。また会えたらその時は話しようぜ。」


シュンッ


「何…?!」


サンズとこいしは目の前から消えた。


(これが奴の能力か。いつか絶対痛い目見せてやる…!)


男は拳を振るわせながら元のクラスにもどった。


〜梅クラス〜


「ふう、なんとか逃げれたな。」


サンズが一安心しているとこいしは少し顔を赤くしていた。


「…?こいし?熱でもあるのか?」


「いや!なんでもないよ!気にしないで!」


(サンズ…かっこよかったな…もしかしてサンズって強いのかな…?)


一段落つき、2人が仲良く話していると金髪の少女が話しかけてきた。


「こいしちゃん!やっほー!」


「あ!フランちゃん!やっほー!」


「フランって言うのか。こいしの友達か?」


「そうだよ!フランちゃんはとっても良い子で…」


その時、フランから嫌悪のオーラが全身から溢れ出る。


「ねぇ、貴方。Dランクなのになぜこいしちゃんの近くにいるの?」


どうやら厄介事は終わっていないらしい。







投稿のモチベが出ない…楽しみにしてくれてる人には本当に申し訳ないです!これからも頑張って書いていくのでぜひ感想などお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
神展開あるかこれぇ!楽しみにしてます♪
のんびり書いていきましょう!((((誰目線ですかこいつ 気長に待ってます!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ