ランク決め
自分が好きなアンダーテールAU曲紹介第4弾!
No.4 不信パピルス戦
[Interstellar Retribution]
いや良い曲ですよね…。原作のパピを知ってるからこそ、悲しみの入った曲調がマッチしていますね!
(ランク、か。何ランクになるんだろうか。)
ランクを決める場所に向かうと、いくつかの列ができていた。
(相変わらず、すごい人数だな…)
サンズはどこに行くべきかわからないでいると、とある人が声を掛けてきた。
「あら、また会ったわね。サンズ。」
「お前は…。」
声を掛けてきたのはレミリアだった。
「お嬢様には敬語を使って欲しいものですわ。」
「まあいいじゃない。咲夜。」
(敬語ってもあんまりわかんないしな…)
「ちょうどよかった。レミリア、これはどこに行けば良いんだ?」
「えーとね、ランク決めは名前順に行われるって言ってたから、待っている間観客席で待ってると良いわよ。」
「なるほど。それじゃ行くとするかな。レミリアも行くのか?」
「ええ、もちろん。どんな強い人がいるのか楽しみだし、ゆっくり観察したいわ。」
(こいつ、さては戦闘狂だな…?)
「それじゃゆっくり観察しといて良いぜ。オイラは違うとこで見とくとするぜ。その従者の視線も痛いし。」
「それは残念ね。お互い頑張りましょう。」
レミリアと別れ、観客席に来たサンズ。会場では、いくつかの場所に分かれて試験を受けていた。
魔法をマシーンに放ち、威力や性質などで判断する試験。
自分の能力について記述したり、問題を解く筆記試験。
単純な運動神経を測る試験。
様々な種類の試験があった。これを見たサンズの心境は。
(めんどくさそうだな…)
サンズの元々のサボり癖もあり、いくつもある試験にめんどくさいイメージしか持っていなかった。
(しかしまずいな。筆記はなんとかなるかもしれんが、魔法の威力は確実に無理だぞ…)
サンズの魔法の性質上、あのマシーンでは測りにくい部分が多少ある。
サンズの能力はズバリ「罪」。人が犯した罪により、能力の上下が変動する。
心を持たないマシーンでは、罪など一つもない。つまり、サンズはここでは"最弱"と判断されてしまうのだ。
(まあ、いいか。おそらくDランクになるだろうが、その分扱う事件は楽になるだろ。それならむしろ嬉しいまである。)
サンズは理解していなかった。この学園で"Dランク"の判定をもらうとどうなってしまうのか。
「サンズさん、これが貴方の結果です。」
案の定、サンズはDランクの判定をもらった。
(まあ、そうだよな。ただ、仕方ない。最弱のスケルトン。それがオイラというものだ。)
ここでのランクをもとに、いくつかのクラスに分けられるようだ。サンズはどこのクラスになるのだろうか…
「彼の実力は未知数。一体どれほどの実力を持っているのかしら…とっても楽しみね。」
ここまでが序盤的な感じです。次回からは本編に入っていきます。お楽しみに!