入学式〜学園の始まり〜
自分が好きなアンダーテールAU曲紹介第3弾!
No.3 Edge sans戦
[Anger a]
壮大なBGMと共に、playerの攻撃がバリエーション豊富で芸術的な感じがします!(語彙力)
体育館に着くと、入り口に教師らしき人が受付をしていた。
「…さんですね。入ったら前から席をお詰め下さい。」
(なんか緊張するな。でも、楽しみだ。)
「あー、受付をお願いしたいんだが。」
「分かりました。では貴方のお名前を教えてください。」
「オイラの名前はサンズだ。」
「サンズさんですね。えーと…」
その教師は沢山ある資料をめくりながら目を通す。
「…あった。はい、分かりました。サンズさんですね。どうやら学園長からの推薦だそうで。」
(学園長?ああ、紫の事か。)
「ああ、合ってると思う。」
「そうですか。では、良い学園ライフを!」
サンズは一番前の席に座ることになった。
(運が悪いな…真ん中ぐらいが丁度良かったのに。)
すると、横から少女が話しかけてきた。
「ねえねえ。貴方、名前はなんて言うの?」
「ん?オイラか?オイラはサンズ。見ての通り、スケルトンさ。」
その少女は緑の髪をしており、胸の辺りに目玉があった。
「サンズっていうのね。私の名前は古明地こいし!妖怪だよー。」
「そうか。まあ、よろしく。」
「うん!」
こいしに話しかけられたサンズ。その明るい性格に、何故か弟のスケルトンとその少女を重ねていた。
(なんか、似ている気がするな…)
そんな事を考えていると、先生の声が響き渡る。
「皆さん、静かにしてください。」
シーン…
「では、これから八雲能力学園の入学式を始めます。気をつけ、礼。」
(こんな感じなんだな。)
「では、まず学園長、八雲紫さんからお話をいただきます。八雲さん。お願いします。」
「みなさん。入学おめでとう。私からは、この学園の事について話させていただくわ。」
紫がそういうと、スキマを開き、バックスクリーンを出現させる。
「まず、この学園の概要について。この学園、八雲能力学園は、生徒たちが持っている能力をより開花させていき、実力を高め、この世界に無限にある犯罪や事件などを解決していくことが目的としています。もちろん、殺人事件などにも関わってもらうから、命を落とすことは…」
一息つき、声のトーンを落とす。
「もちろんある。」
会場がざわめく。実力に自信がない人はかなり動揺しているようだ。もちろん、動揺していない人もいる。サンズもその一人だった。
(あの時聞いた奴。分かっていてもやっぱり衝撃だよな。)
「静かにしなさい。自分の身は自分で守る。それができなきゃ、この学園ではもちろん、世間に出た瞬間消されるわよ?」
「でも、この学園では実力に自信がない人でも大丈夫なように、最大限サポートはしていくつもりよ。そこは安心して頂戴。」
サンズも一応その言葉が聞けて一安心なようだ。
そこからは学園のスケジュールやランク、クラスについてなどの説明があった。
能力担当の先生や武術担当の先生などから大まかな授業の進め方なども聞き終わり、ついに全校生徒が待ち侘びていた、学園生活がほとんど決まる"ランク決め"が始まる。
「では、手前からどんどん入ってきてください。」
「サンズ、頑張ろ!」「ああ、そうだな。」
こいしとサンズはグータッチをし、それぞれ会場に向かっていった。
いつの間にか友情が芽生えていたようだ。
結構長くなった気がしますね。こいしとサンズの絡みはなんか良いですよね。これからも書いていくと思います。(多分)