吸血鬼との出会い
自分が好きなアンダーテールAU紹介第2弾!
No.2 インクサンズ第3形態
[SHANGHAIVANIA]
このアレンジがすごく好きです!まあ本家の方も好きですがね!ぜひ聞いてみてください!
サンズは紫に別れを告げ、家を出る。
波乱の学園生活が、始まろうとしている。
「わお、こいつは驚いた…」
遠くからでもわかる、とてつもない大きさの学園。
周りを見てみると、様々な人が学園に向かっていた。
(随分と人がいるな。流石紫の学園ってとこか?)
そんな事を考えながら学園に向かうサンズ。
そして、校門の前についた。
"八雲能力学園" 入学おめでとう
看板が立てかけられており、看板の前で写真を撮っている人たちもいた。
「へへ、景色が全て新鮮で面白いな。地下も良かったが、地上もやっぱり良いぜ。」
サンズが校門を通ろうとすると、声が聞こえてきた。
「退きなさい。そこの骨。」
なんだ、と思い、後ろを振り向くと銀髪の女性が傘を刺しており、その影に紫色の髪をした小さい少女がいた。
「聞こえなかったかしら?そこを退きなさいって言ったのよ。」
急に圧をかけられて困惑するサンズ。
(急に言われてもだな…)
「あー、ここは邪魔だったか。そいつはすまなかった。今退くぜ。」
サンズがそういうと、その女性はナイフを投げてきた。
「?!あぶないぜ。そんなものを投げちゃ。」
サンズは頭を傾けて避ける。(ナイフはいつ見ても嫌なもんだな…。」
「へえ。避けられるのね。咲夜が"結構本気で投げた"ナイフなんだけどねぇ。」
紫色の髪をした少女が近づきながら言ってきた。
「危なかったんだぜ?急に投げられてさ。当たったらどうすんだよ。」
「ごめんなさいね、申し遅れたわ。私の名前はレミリア・スカーレット。この子は咲夜。私の従者よ。さて、貴方のお名前は?」
「オイラの名前はサンズ。スケルトンさ。まあよろしくな。」
(なんて言ったら良いかがよく分からんな…あの世界では簡単だったのに…)
「ええ、よろしく。私の種族は吸血鬼なのよ。この羽が証拠。」
そう言ってレミリアは黒い翼を見せる。
「わお、驚いた。飛べたりするのか?」
「もちろん。こんな風にね。」
レミリアは空中に浮かび、1回転してみせた。
「お嬢様ー。そろそろ行きませんか?彼にかまっている暇はあまりないかと…」
「…そうね。つい話しすぎたわ…」
レミリアはゆっくり降りてきて、着地した。
「もうすぐ時間みたいだし、ここらでおしゃべりも終わりにしましょう。」
「ああ、そうだな。」
「貴方と戦えるの、楽しみにしているわ…」
一瞬だけ不敵な笑みをして、レミリアと咲夜は去っていった。
(あいつ、関わらないほうが良かったやつだな…)
今更後悔してももう遅い。サンズの内にある能力、戦闘センス、ケツイ。彼女のような強者が気づくのは当たり前である。それを分かっていたサンズはため息をつきながら体育館に歩んで行った。
レミリアの実力はどれくらいなのでしょうか。原作とかは特に考えないでいこうかなーと思っていたりします。