転生?!
前書きって何書こうかな…
そうだ!ダジャレを書こう!(デジャブ)
「骨をよくするコツ!コツコツと運動する事!」
「あら、目を覚ましたのね。」
その声の主は金色の髪をしており、透き通った目でこちらを見つめていた。
「あ、ああ。ところで、なぜオイラはここにいるんだ?そもそもここはどこなんだ…?」
サンズの頭の中は混乱しており、この状況を理解するのには時間がいるだろう。それもそのはず、サンズは殺されたと思ったらベッドで寝ており、知らない女性が目の前に居たんだから。
「散歩しようと思ったら道端で倒れている貴方を見つけてね。まだ息はあったから家で看病してあげたってわけ。にしても驚いたわぁ。貴方、スケルトンなんでしょう?骨だけですごく軽かったわ。」
サンズは完全には理解していないが、ある程度分かってきたようだ。
(なるほど。つまりオイラは俗に言う"転生"ってやつをしたみたいだな。まあ、まずは自己紹介からしていくか。
「そいつはすまなかったな。まずは自己紹介からしようか。オイラの名前はサンズ。ダジャレと怠けるのが好きなスケルトンさ。」
「私の名前は八雲紫。私も怠けるのは大好きだし、あなたとは仲良くなれそうね。」
「そうだな。オイラはいつだって怠けることに本気だぜ。」
そんな風に自己紹介をし、仲良く談笑する二人。
「あはは。こんな風に話せたのは久しぶりだわ。」
「へへ、オイラもこんな風に話せたのはいつぶりだろうな。(あいつとはこういう話ができなかったしな…)」
「ねえ、貴方ってどうして倒れていたのかしら。何か事情があるの?」
サンズはしばし悩んだが、話すことにした。自分は違う世界からやってきた事。その世界はゲームの世界であり、自分はそこで殺され、気づいたら倒れていた事。
その話を全て語るには多くの時間がかかった。
「なるほどね。繰り返される世界…非常に興味深くはあるけど、辞めておこうかしら。殺されるのはごめんだし。そういえばサンズ、この世界には能力ってものが一人一人にあるのよ。例えば私だったらこうやってスキマを出して自由に物を出し入れできたりするのよ。」
そう言って紫はスキマを作り出し、一枚の紙を取り出して見せた。
「わお。そいつは驚いた。オイラにもそう言うものはあるにはあるんだが…。」
そう言うとサンズは近くにあった花瓶を浮かせ、ゆっくりと持ってきた。
「重力類いの能力かしら。面白いじゃない。貴方にはまだまだ隠された力がありそうね。」
「へへっ。それはお互い様。違うか?」
サンズと紫にはやはりどこか通ずる所があるようだ。
「ええ、そうね。完全にバラすなんて馬鹿のする事だし。」
紫はそう言い、一区切りつける。
そうして、衝撃的な言葉を言う。
「貴方、私の学園に来てみない?」
第一話と比べて結構文字数が多くなった気がしますね。まあ短い時は500とかで長い時は2000文字ぐらいになると思います。投稿ペースは特に決まってませんが、のんびりお待ちください!