第五話 タイトルはクソですわぁ
「見てたにゃ、兄ちゃん転生者なんだってにゃ」
にゃ? もしや、俺の背後に居るのは、獣人なのでは!
「ネコ耳! しっぽ! そして、ちっさい! ネコ系の獣人と見た!」
「怖いにゃ」
たぶん合ってる! 俺の異世界知識がそう言ってる! テンション上がる~
「受付さん、冒険者カードを発行してる間に、一クエスト行けるかにゃ?」
「行けますよ」
あっこの感じ、一緒に行くヤツだな? あっでも、フレルビーさんが居るから・・・あっ冒険者の皆さんと飲んでらっしゃる。
「アレは置いといても良いにゃ」
「ですね」
やっぱりあの人、俺よりはしゃいでるよな? 良いのかそれで。
【良いのにゃ】
移ってるぞ、口調。つか、誰なんだよお前。
【ナレーター的な、めんどい時に使われるヤツ的な、本当何なんでしょうね】
お前も分かって無いんかい!
「準備ができたから行くにゃ」
どうやら話してる内にやってくれていたみたいだ。
「っとその前に自己紹介をするにゃ。ミ~の名前は ❰マダラ❱ にゃ。兄ちゃんの言う通り、獣人にゃ。種族は、キャットにゃ。後、ゴリゴリの近距離脳筋型にゃ」
かわいい姿をしてるのに脳筋なんだ。ギャップがスゴいな。
「俺はリンゴ。基本なんでもできるスキルと、使ったことが無い魔法の二つ。種族は人間。よろしく」
そう言って手を差し出すと、マダラも出し、握手をした。感想は手が小さい。
【次回 クエスト】
≪にゃ≫ って噛むよね?