第十一話 やはりタイトルは無いですわぁ
配信にハマってましたわぁ
ごめんね!
あれからなんやかんや合って、うん。分かってるカットはダメだよね! 俺も思う! なので、簡単に。ギルドを出た俺たちは、兵士に付いていった。そしたら何と! いや、違うな。何となく分かってはいたことだけど、お城に入った。そして、流れるように王様がいる部屋に行き、今に当たる。
「貴殿が転生者殿か?」
「はい、私が転生者です」
こう言う所では、一人称を私に変えた方が良いと思う。何せ、王様の前だしね?
「ちと、固くないか?」
「いえ、そうでもありません」
流石の俺でも、王様には、軽く接せれないよ。
「いや、固いよね? ほら、もっと軽くさぁ?」
「いえいえ、王様の前ですので」
「固いにゃね」
「固いですね」
マダラとフレルビーさんもそっち側なのかって! フレルビーさん! 起きてるの! いつの間に!
「ところで、あの人誰です?」
「王様にゃ」
「しっ失礼しました!」
やっぱりその反応するよね。王様だもんね。
「余所余所しいにゃ。さっきまであんなにフランクだったのに、にゃ」
「マダラちゃん、王様の前ですよ? ちゃんとした対応をしなくちゃ」
オオ! 流石フレルビーさん! 大人だ!
「え~でも~ミーは親戚にゃよ?」
・・・ん? は? うぇ? おおっと危ない、危ない。思考を放棄するところだった。いきなり、変な事を言うもんだから、ね?
「叔父さんにゃ、アレ」
指を指しながらマダラが言う。あれ~聞き間違いじゃないの~?
「失礼ながら、転生者殿。マダラは私の孫です」
うわぁ、公式発言。あれ、だとしたら、マダラにタメ語だった俺って。
「すいませんでした、マダラ様。私のような者がタメ語を使ってしまい」
子供に対して本気の土下座をする、高校生がここには居た。
「私もマダラちゃん、何て呼んでしまい申し訳ありませんでした、マダラ様」
大人も居た。
「え~良いにゃよ。ミーもそっちの方が話しやすいにゃ。それに、フレルビーはお姉ちゃんみたいで、良いにゃ」
どうやらフレルビーさんは許されたらしい。いや、俺は!
「兄ちゃんは最初、ちょっと腹が立ったけど今は何ともないにゃ。でも、あと、一時間ほどしとけにゃ」
赦してないよね? 絶対赦してないよね!
「許してください、マダラ様。何でもしますから」
「今、何でもするって言ったにゃ?」
「はい、言いました」
前言撤回も前言訂正もしない。なぜなら、命を賭ているからだ。
「叔父さん、これで楽になったにゃね」
楽? 楽って何だ? つか、俺に何かさせるつもりだったんだ。やっぱさっきの無しとかできないかなぁ?
「マダラ、そこまでにしなさい」
「はぁい、分かったにゃ。仕方ないから、許してやるにゃ。赦さないけど」
「どっちだよ!」
「タメ語にゃ」
「あっヤッベ」
より深く土下座をする、高校生がここには居た。
「あのぅ本題に入っても?」
王様が話を進めたいらしい。俺もこの話から、さっさと逃げたいので・・・
「どうぞ、お願いします」
深々く、頭を下げた。
「ゴホン、では本題に入る。転生者殿に、魔王を倒してもらいたい!」
ええ~いきなり~!
お久しぶりでございますわぁ