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50話 球技大会とヘアチェンジ


 私たちはコンビニでの食料調達を経て、開始時刻の四十分前にスポーツセンターに着いた。今は、まだ人が全然いない更衣室でお着替え中だ。


「やばこれ、ほら見てっ! 可愛すぎない!?」


 素早い動きで一瞬で着替えを終えた有咲ちゃんは、そう言いながら私たちに向かってウィンクピース。


「うーん……百点!」


「やたー!!」


 クラスTシャツを体操服の短パンにイン。加えて、短パンを折ってさらに短くしているスタイルは有咲ちゃんに凄く似合っていて、控えめに言って可愛すぎ。


 鏡に向かってポージングを決めていく有咲ちゃんを横目に私もさっさと制服から着替える。

 私も短パンを……んー、あんまり短すぎると恥ずかしいし二回折りにしよう! うん、良い感じ!


「あ、かなちん達、着替え終わったー?」


「うん、終わったよ! お待たせ!」


「私も。終わったわ」


「じゃあ体育館行こー! ほら、なおちんも!」


「はぁーい」


 という訳で、卓球を行われる体育館へ移動だ。更衣室にも段々と人が増えてきてたからね。

 それに卓球をする前に皆で写真も撮りたいし。


「竜胆さん、クラTめっちゃ似合うね。サッカー応援マネージャーの女優さんみたい!」


「ありがとう。実は目指してるの、応援マネージャー」


「うーん、絶対冗談だよね、それ」


「あら、分かった?」


「竜胆さんと出会って結構経ったから、これは冗談っぽいなぁーって何となく分かるようになったんだよね。あ、でも目指すなら言って。その時は私、全力でサポートするから!」


 そう、その時はもう日本サッカー協会の会長のところまで直談判しに行くよ!


「ふふっ、小森さんと一緒なら目指すかもしれないわね」



━━━━━━━━━━━━━━━



 体育館についた私たちは、荷物を置くためにまず観覧席へと向かう。そして、安定の端っこの席に座って荷物を整理。


 ちなみに、競技ごとの人数は各クラス、ソフトボールが二十名、バレーが十二名、そして卓球が八人くらいの割り振りとなっている。欠席とかで人数が足りない時は先生が入るらしい。五十嵐先生は出る機会あるのだろうか……出るなら見てみたいよね。


 私たちが座る観覧席から見て手前側が卓球ゾーン、もう半分の奥側がバレーのゾーンとなっており、ネットで区切られている。


 卓球台は計八台ある。うちの学校はAからDの四クラスなので、各クラス二台ずつの計算だ。

 A組はグループごとに一台を使って試合を行うと事前に決めてある。つまり、その気になればエンドレスにダブルスの試合が出来るのだ! ……いや、疲れるからしないけど。


「小森さん、これ。お願いしても良い?」


 竜胆さんが差し出してきたのは黒いヘアゴム。


「あ、うん! じゃあここに座って!」


 何を隠そう、本日の竜胆さんのヘアメイクを担当するのはこの私、華奈ちゃんなのです!

 何故かって? それはね、竜胆さんが私とお揃いの髪型をご所望だからだよ!(どやっ)


「ハーフアップで二つお団子作るのでいいんだよね?」


「えぇ、小森さんと同じ感じでお願いしたいんだけど……出来る?」


「もちろん、任せて!!」


 この日のために妹の髪で毎日練習してきたんだから!

皆様、今年はありがとうございました。

また来年もよろしくお願いいたします!


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