表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

37/52

37話 我が家に女神が降臨した【勧誘編】


 迎えに行くと、お母さんと玲奈は玄関で靴を脱いでいるところだった。


「お母さん、玲奈。おかえり」


「ただいまぁ〜」


 この間延びした返事をするのは我が母、『小森 優菜(こもり ゆうな)』だ。

 のんびり屋のおっとり美人で、二十代前半くらいの見た目をしている。

 よく私の姉として勘違いされるが、間違いなく二児の母、私と玲奈のお母さんである。


「ただいま姉さん。私、これから少しだけ友達とゲームする予定があるのでお昼ご飯が出来たら呼んでください」


「あ、了解」


 玲奈は相変わらずゲームか。私の横を通り過ぎ、手を洗ってさっさと自室へと向かってしまう。


「今、私の友達来てるからね〜」


「はい、分かってます」


 ふむ、なかなか優秀ではないか。

 流石、小森家一番の記憶力の持ち主。


「あら、お友達来てるの?」


「うん。今朝お母さんに言ったじゃん」


 少しは玲奈を見習って欲しい……。


「えぇ〜、そうだったかしら」


「確実に言いました」


 いつも通り、お母さんが聞いてなかっただけだ。


 まったく、お母さんには困ったものである。

 もうちょっとしっかりして欲しいよ。


「それならお友達も夕飯一緒にどう? 今日はたこ焼きパーティーをしようと思ってるんだけど」


 まったく、お母様はやっぱり最高だな!


 私は当然、二つ返事で竜胆さんを誘いに部屋へと戻った。



━━━━━━━━━━━━━━━



 私は部屋へと戻ると、竜胆さんは雑誌の続きを読んでいた。


「お待たせ〜」


「いえ、全然大丈夫よ」


 竜胆さんは雑誌から私へと視線を移し、微笑んでくれた。可愛い。

 ……まぁ、それはともかく、竜胆さんを夕飯にお誘いしよう。


「ねぇねぇ竜胆さん、今日うちで夕飯食べていかない? タコパなんだって!」


 私は! 竜胆さんと! タコパしたい!!!


「そうね……ご迷惑でないなら、お願いしようかしら」


 勧誘成功だ……!


 え、どうしようどうしよう。……とりあえずネットで美味しいたこ焼きの作り方を検索しようかな。

良かったら、下の☆☆☆☆☆から評価お願いします。

また、ブックマーク等も頂けたら嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ