1話
新連載ー(いつまでも続くかな～）
「ん？なんだここ。」
俺が目を覚ますと良く分からない場所にいた。辺りを見渡すと、草？のような赤い植物らしきものや、禍々しいオーラを放つ黒色の川。異様なまでに青く染まった大地。本当に良く分からない。しかも自分の名前やそれ以外の俺に記憶がない。
俺が混乱していると、なぜか聞いたことのあるような声が聞こえた。
ーまもなく認識阻害結界の効果が消えます。気をつけてくださいー
ー混乱を防ぐため、一部の記憶を与えますー
なんだ？結界の効果が消える？なんの話をしているんだ？それに記憶を与えルって言われても.................ああ。そう言うことか。確かに記憶が入った。だが、それは本当に知識と言うものであって、それ以外ではない。ステータスや魔物、スキルにアイテム。これを実際にやってみて出来そうなものもあれば、天地がひっくり返っても出来なさそうなものまである。とりあえずいまの俺のステータスを見てみよう。
俺は心のなかでステータスと念じた。
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種族 人族
名前
レベル 1
次のレベルまで 5
経験値 0
体力 10/10
魔力 10/10
スタミナ15/15
力 7
耐久力 2
魔法力 10
魔法耐久力 2
俊敏 15
知能 10
器用 10
運 15
スキル
死線報酬強化LVmax 死線突破力強化LV1
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これがステータスだ。ステータスは10が平均値だ。俺はまぁ普通のステータスって感じだな。だが...耐久力が残念なことになってるな。
そして、スキルだが、俺は鑑定スキルを持ってないから分からんな。これは多分、死線の時に、強くなれるとか言うスキルだろう。名前的にな。次に安全の確認だな。辺りに敵がいないかどうか確かめなくては、いま見えているなかでは何も無さそうだ。草とかがいきなり動き出したりしたらヤバイが、そんなことは無いだろう。ここら辺は凹凸が多いので、そこに隠れている可能性もあるが、まぁ大丈夫だろ。
ー認識阻害結界の効果が消えるまであと５秒4…3…2…1…効果が消えましたー
よし。効果が消えたな。じゃあ探索でもしようk
バシュー
うわぁ!!あっぶねぇ!!矢が飛んできたぞ。いきなり過ぎるだろ!!と言うか矢が飛んできたと言うことは近くに敵がいるってことか。どこだ？
矢が飛んできた方向を見てみると、ゴブリンが3体いた。一体は弓矢を持っていて、もう２体は短剣を持っていた。非常に厄介だ。だがこいつらから逃げられるかというと無理だ。弓矢を持っているから逃げても撃ち抜かれるし...しょうがない戦うか。俺は気を引き締めた。ゴブリンたちは俺を警戒しているようで、動かない。まずは距離を詰めるために地面を蹴った。
ー瞬発力強化LV1獲得ー
ー脚力強化ＬV1獲得ー
ー俊敏強化LV1獲得ー
ースタミナ強化LV1獲得ー
は？突然のことにビックリしてさっと後ろに飛び退いてしまった。
ー瞬発力強化がLV7にレベルアップー
ー脚力強化がLV7にレベルアップー
ー俊敏強化がLV7にレベルアップー
ースタミナ強化がLV7にレベルアップー
えー！？なんだこりゃなんでこんなにスキルレベルアップしてるの？
こんなの俺の知識には無いぞ。はっ！？まさか死線報酬強化か？さらっと流したけど レベルマックスだったしな。十分ありえる。だけどこんなに強くなるものか？何か他の理由があるんじゃないか？けどそれzy
グサッ
は？
「いたいいたいいたい！！！！！！！」
やっべぇ刺されたー！！いってー。めっちゃ痛いぃぃ!!
ー斬撃耐性LV1獲得ー
ー刺撃耐性LV1獲得ー
ー耐久力強化LV1獲得ー
ー体力強化LV1獲得ー
ー体力回復LV1獲得ー
くそっ!!この戦いで考えてる暇なんて無いんだ。そんなことをしてたら死ぬ!!なんとしてでもこいつらを倒さなきゃ駄目だ!!そう思った瞬間俺は俺を刺していたゴブリンをぶん殴った。
ー殴撃強化LV1獲得ー
ー力強化LV1獲得ー
ー恐怖耐性強化LV1獲得ー
ー痛覚耐性強化LV1獲得ー
非常識なことが起きても俺はゴブリンを殴り続ける。殴るたびに俺は強くなる。
ー殴撃強化がLV18にレベルアップー
ー力強化がLV18にレベルアップー
ー恐怖耐性強化がLV18にレベルアップー
ー痛覚耐性強化がLV18にレベルアップー
これだけ上がった力で殴られ続けたゴブリンは当然生きているはずがなく、死んだ。
ーレベルが10上がりましたー
レベルが上がる。これのお陰か少しだけ刺されたところの痛みが引く気がする。刺さったままだった短剣を引き抜く。
ー体内異物除去LV1獲得ー
まじで何なんだよ何でもありかよ。まぁいい。引き抜いた短剣を武器にしようとしたが、粗末なものだったようで、すぐに壊れてしまった。仕方がなく素手で戦う覚悟を決めた。さて...次はお前たちだ!!
