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男子高校生は平凡な日常を送りたい  作者: 羽入 満月
【特別編】あったかもしれない日常
77/78

捧げたものは

前回の「迷い道」で「手に持っているもの」を選んだ方は、こちらの話へお進みください。


「鞄の中のもの」を選んだ方は、「困ったときは」に進んで下さい。


では、どうぞ。

 なんか食べ物を置けばいいんだよな。


 思い出した言葉と手に持っているもの。

 期間限定のメロンのジュース。


 これ、おけば助かるの、か?

 ほんとに?飲みかけだが大丈夫?


 疑問は浮かぶが、悩んでいても仕方がない。


 ダン!と勢いよくカップをテーブルに叩きつけるように置く。

 そして振り向きもせず、脱兎のごとく走った。



 結果から言えば、ちゃんと帰ってくることはできた。

 しかし、あれからというもの、期間限定のものを買おうとすると、目の前で売り切れたり、発売日延期になったり、いつの間にか販売期間が終了したりするようになった。

 数量限定はそんなことないのに期間限定とつくものだけ、それは起こるのだ。


 もしかしたら、あそこに『期間限定』だけ、置いてきてしまったのかもしれない。



 NORMAL END「小さな不幸と引き替えに」


今回のお題は、

「隙間」「期間限定」「生姜焼き定食」

でした。

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