まーだだよ
家に帰って一息ついた所で、後片付けをしていないことを思い出した。
それと同時に遊びを終わらせていないことにも気がついた。
「あれ?どうやって終わらせるかとか聞いてなかったな」
大したことないと思いつつも、夜ご飯を食べながら、女子2が言っていた『都市伝説』という単語でホラーな感じだと思い、気になり出した。
「ネットで調べたって言ってたよな……」
自室に帰って、携帯ゲーム機を起動させる。
自分の持ち物でネットが繋がるものはそれしかない。
Wi-Fiでネットに繋いで、検索をかけてみる。
『かくれんぼ 人形』
すると、ズラリと都市伝説のページが並び、中には、レポ(やってみた)なんかもあった。
適当なページに飛ぶと、あっくんのノートに書かれていた情報が書き込まれていた。
スクロールしていくと、終了方法が書かれていた。
・塩と水をぶっかけて、「私の勝ち」と三回宣言する。
・一時間から二時間以内に終了させること。
・かくれんぼに使用した人形は、必ず燃やすこと。
簡単っちゃ簡単だが、宣言したのかな?
それに人形を燃やさなくちゃいけないのか。
明日の朝、あっくんに確かめてみよう。
そう決めてゲーム機の電源を落とし、布団に潜り込んだ。
朝起きて、朝食もそこそこに急いでいつもの集合場所へと急ぐ。
あっくんとてっちゃんと一緒に登校しているのだが、時間が早いので誰もいないと思っていた。
しかし、既にてっちゃんがいた。
「てっちゃん!」
「あ、真宙!おはよっ」
「早いね」
「真宙こそ……聞きたいことあってさ」
「僕も。昨日帰ってから調べてさ。あれ、ちゃんと終わらせてた?」
「わかんね。俺が教室戻ったとき既にあっくんいたし。すぐランドセル背負って、教室出ちゃったから……」
つまり、てっちゃんも見てない……
「大丈夫……だよね?」
「……たぶん」
お互い不安に思いながら、顔を見合わせる。
「そろそろあっくん来てもおかしくないよね?」
「遅いな」
いつもならもう来てもおかしくない時間。
「どうする?」
「どうするもなにも、約束では時間過ぎたら先にいっていいって……ただの寝坊かもしれないし」
「そうだね……」
寝坊ではないかもと思いながらも、僕たちは通学路を進んだ。
学校につくと、すぐに女子2が駆け寄ってきて、既に来ていたやーさんとみつと一緒に空き教室に引っ張り込まれた。
「ねぇ!彰彦くんは?」
その質問にてっちゃんと僕は顔を見合わせた。
「集合場所に来なかったから」
「寝坊かなって」
「そんなわけないじゃない!!女子1が……」
女子1の名前がななみだったことに、変なところで関心をしているところに女子2のヒステリックに叫ぶ声が耳に突き刺さった。
「ななみが昨日、襲われたのよ!!」
その事実に僕らの不安は大きく膨らんだのだった。
※『ひとりかくれんぼ』の用意するもの、やり方から少しずつ省いて書いています。




