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蟻は蟻らしく。

作者: やみあてな

筆者の実体験を基に書いた実話です。

稚拙な文章ですが読んでみてください。

初めての学校。明るい未来と期待を胸に行った。

しかし、皆、自分をゴミであるかのように扱う。

殴る。蹴る。落書き。ズボン下ろし。物隠し。


自分なんて要らないんだ。そう思うようになった。


助けを求めたくても求められない。家に帰れば死ねだの殺すだの言われ、殴られ、蹴られる。締め出される。

こんな親だから先生にも学校のことは相談できなかった。先生に相談すれば必ず親にも話が行くからだ。


親にまで否定される。自分なんて要らないんだな。と強く感じた。


やっと心を開いた人。その人は2個下の異性だった。

その人と話すと全て忘れられた。どれだけ辛いことがあってもその人と話すだけで笑顔になれた。

しかし、その人は自分を信じてなかった。昔、騙されたことがネックでどれも信じないんだとか。そればかりか顔さえ良ければその人の人生・人格を壊した人でも良いらしい。

その人は一度かの騙した人と縁を切ったものの、再び連絡を取るようになった。


それから、自分はその人に不信感を抱くと同時に、やっぱり自分なんて要らなかったんだ。そう思った。


この世界に産み出されたその時からその人が歩む道は決まっている。

どれだけ寄り道をしようとしても、どれだけ回り道をしようとしても、自分の道をはずれることはない。

新しい環境を求めても自分の運命は決まっているのだから、どこに行っても変わらない。

運命は反芻するのだ。

これが現実。


だから世の中に蔓延る偽善の殆どは意味がないのだ。

特に、自分の様なケースはそうだろう。

社会の中での自分の立ち位置を理解し、受け入れない限りは人生という蟻地獄からは抜け出すことはできないのではないか。

いや、そうしたとしてもこの蟻地獄からは抜け出すことは出来ないのかもしれない。

蟻地獄にハマったら最後。そこから抜け出せる蟻はいない。

弱者という運命を授かった蟻は一度蟻地獄にハマれば、皆、アリジゴクの如き社会に喰われてしまう。


蟻は蟻らしく生きねばならない。たとえ地獄へ行く運命が定められていたとしても、必死に運命に抗わねば地獄への最短ルートを辿ることになる。生き物はできるだけ人生を長く送りたいと本能的に思うようにできている。

蟻地獄に落ちた蟻が必死にもがくように、みっともなくとも人間ももがき続けたら何か起きるかもしれない。

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