プロットが(デジタルで)書けない!
執筆はスマホでしている。今はNolaというアプリを使用中だ。でも、私はスマホでプロットが書けない。アプリにはプロットを書くための機能もあるのに、使いこなせない。
きっと自分にはプロットが書けないのだと、まともな作品なんて無理だと思っていた。
それがたぶん解決した……と思う。
ただ『アナログにしてみる』という単純な方法で。
ガッと線を引く。気に入った設定に丸を付ける。ぐいっと矢印を引っ張って、追記や補足をする。場面や人物によってペンの色を変える。ルビを振る。括弧を足す。文字の大きさを変える。
――と、いうようなことが、アイデアを出す段階の私には必要だったのだ。
デジタルでも似たようなことができるアプリなどはあるのかもしれない。けれど、紙にペンを走らせる感触まで含めて、私には必要だと感じている。
今は創作用のネタ帳を二冊用意している。片方は家で落ち着いて書くもの。もう片方は、外でとにかく何か浮かんだ時にメモをするもの。
気付くと似たようなアイデアを過去にも書いている。それはきっと自分の『癖』『好きな設定』なのだと思って、そこから何か書けないかなと考える。
ネタ帳は読み返すために書いているようなもの。イマイチだと思った設定が後になって意外と悪くないと感じたり、良いと思った話がなんか違うなと感じたりする。
実際に作品にできるかは別として、アナログの創作ノートを書くこと自体が、最近は楽しい。