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『夕月ねむ』という『架空の作者』
投稿することが怖かった。酷評されたら、相手にされなかったら。作品を否定されるのは、自分の人格を否定された気分になる。
だから、壁を作った。防護壁を。
それは『夕月ねむ』という『キャラクター』である。設定としては、書くことと読むことが好きで、怠惰でうっかり屋、常に眠くてぼんやりしている。そんなキャラクター。
その『ねむさん』が『私』の代わりに投稿してくれているということにする。評価されなかったらねむさんのせい。誤字脱字もねむさんのせい。投稿話数ミスったとしてもねむさんのせい。私悪くないもん。
とはいえ、ねむさんは『私』の一部である。PVが多ければ私も嬉しい。反応があれば私も嬉しい。ブックマークが外されると私も悲しい。
それでも。責任者は『夕月ねむ』で協力者が『私』という体制は、私の柔らかメンタルをいくらか守ってくれそうである。