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002 神火

挿絵(By みてみん)



あれから数日後。



小川の近くの大樹の根本。

イイ感じに根や幹が雨よけをしてくれるそのベスポジに

フカフカの干し草を敷き詰めた、ベッドが作られていた。


そこにスフィンクスの様なポーズで寛ぐ人間がいた。

例のアレである。


髪は銀髪で、肌は白く

若々しく、ハリがあり

ピッチピチで瑞々しく、新品感がぱない。

見た目も大人と言うよりは子供よりで、背も低めだ。


そして、服を着ている。

が、あの時の茶色いシカコスではない。


ネコ族には青色に見えるらしいが

人が見たなら青と言うよりは

薄ーーい水色と言った方がしっくりくる。


光沢があり、ところどころ

銀色の装飾まで施されていて


人間・・・いや、地球人が見れば

チャイナ服かな?と答えそうな

ちょっと襟の立ったアレで

チャイナドレスではなく

カンフー系の匂いがする

2ピースのパンツタイプだ。


そして、足にはそれに似合った

カンフーシューズっぽい靴。


そんな風貌の人間が、大自然の中

スフィンクスポーズを決め鎮座している。


見事な銀髪のツインテが

キラキラ光りながら風に揺れている。


うん・・・

綺麗な描写的な言い回しにしてみたが

ぶっちゃけ、なかなかのシュールっぷりだ。



しかし、このなぞオブジェに

今日も今日とて

ルニャは、お供え物をせっせと運んでいた。


それが毎日の日課となっていた。




「待たせたのだ、シロにゃん。

 今日はシロにゃんが好きな太ったイノシシの肉にゃのだ。」



ノソ・・・くんくんくん


食事が届くと

シロにゃんと呼ばれるようになった謎生物は

今度はネコ座りをする。


後脚とお尻で座り、前脚は添えるだけ、みたいなアレ。


だが、そこからは、ネコではなく

サルのように手を使い

肉を口へと運び、一口大に噛み切り

それをもぐもぐして飲み込む。



「くッッはぁぁぁw」



ちなみに声を上げているのはルニャである。


太めの竹を輪切りにしただけの

桶に入れて持ってこられた水も

顔を近付けて、舌でぺろぺろ・・・

なんてことはされない。


器をぴたっと前脚で吸い付けたように掴み

すーっと器用に口元に運ばれる・・・



(にゃんじゃそりゃーーー)



そして、上手に水だけが

一気に大量にその口へと流し込まれる・・・


まぁ、当たり前だ。

だって人間だもの。



ゴク・・・ ゴク・・・



「ぷっはあぁぁぁ♪」



しかし、ネコ族からすると

全然見え方が違う訳で

異様な立ち振る舞い、この上なしだ。



そして、極め付けに・・・

謎生物・シロが、水や肉を食べると


その味覚が、ルニャに伝わる。


・・・・は?????


あ、いや、冗談ではなく

シロの感じた味覚を

同時にルニャも感じて、うめー!って事になっているのだ。


そして、シロの舌というのは

どうやら、ネコ族のそれとは別物らしく

おそろしく感度がいい。


人の感覚で例えていうなら

今まで飲んでいた水が

ワインにでもなったようなもの・・・

とでも言おうか?


だから、いちいち

くはぁぁw だの ぷはー♪ だの

ルニャがそんな反応をしている、という訳である。



とはいえ・・・


今でこそ、こんな和気あいあい状態だが

最初は酷かった。



そもそも、人間は悪いヤツ!だとか

呪いとかマジ怖ええ!だとか

首が折れても、動脈を斬られても元通り?!とか

不気味過ぎて、逃げ出したかった。


いや、むしろ・・・

叶うなら、殺したい・・・そう思っていたのだから。


しかしまぁ、ネコ族ってヤツはゲンキンなヤツらで

さらに、過去の出来事や

感情に対してすら、あまり執着がない。


そして何よりヤバいのが

食い意地・・・これだ。


三度の飯よりメシが好き。そんな種族だ。


ルニャの、食べてもお腹が膨れない病の対策で

シロになにか食べさせてみようと

1つ目の肉を食わせたが最後・・・


嫌悪感も、恨みも、恐怖でさえも

アッサリ、歓喜という絶対権力に上書きされたのだ。


秒だった。


そして、数日経った今

もはや、シロは神として崇められ

ルニャは毎日お供え物を運ぶ

奴隷にまで成り下がっていた・・・


ちなみにこれが

このシロという生物のいつものやり口で

シカママも超絶美味な木の実の味に

コロリとやられた・・・という訳である。


最後には草しか食べていなかったシカが

必死になって木の実や果物を探しまわった程だ。


それがなければ、群れから孤立することも

あんな事態になることもなかったのかもしれない。



だが、まぁ・・・

いろいろあったにはあった。


突然、ネコ族風の容姿に変身し

しっぽをフリフリする様を見せつけられ

ギョッとしたり・・・


近くに丸ごと置いといた

ウサギが皮どころか骨も残さず消えていたり・・・


そんなこんなが色々あったが

数日たってちょっと落ち着き、今日に至る。


そんなところだ。





==================================



一方、シロと呼ばれだした

謎存在たちはというと・・・




(シンカ?)


(なんじゃ?)


(ネコママの言葉・・・どお?)


(微妙じゃ。

 ゴチャゴチャし過ぎで、チグハグしておって

 イマイチ分からぬ。)


(せやろ?

 うちも言ってる事くらいは分かるんやけど

 なんでいつもニャーニャー変な音たてるん?)


(それじゃ!

 アレがなければ、もうちょっと聞き取りやすいんじゃが。

 あと、ノロい、ノロ過ぎて寝る。)


(あははw

 人間とはちょっとちゃうっぽいし

 そこは、しゃーないんちゃう?

 人間と動物の中間くらい・・・なんちゃう?)


(まぁ、じゃが、それ以外は悪くない。

 妾、結構気に入っておる!

 最初は、怒って殺す! 怖くて殺す! 腹が減って殺す!

 それだけの、シンプルな生物かと思ったがの。)


(めっちゃ殺すやんw

 それは、ちょっと言い過ぎやろw

 シカママみたいに、優しいとこあるで?

 めっちゃ賢いし、複雑でおもろいし。)


(じゃな。)

 

(でも、最強!とか言ってた割に、弱そやな。

 殺すんは得意みたいやけど。)


(殺した側が強い、という判定基準なのではないか?

 妾的には、シカママの方が

 よほど強くてカッコ良かったがの。)


(・・・・うん。)





==================================




そんなこんなで

更に10日程時が流れた頃。



「はぁぁ・・・

 シロにゃんは可愛いにゃぁ・・・・

 もっといっぱい食べて、ブクブク太るんだぞっ♪」



異様さにもすっかり慣れてきたのか

ルニャは、シロにすっかりハマっていた。


風に揺れる長い髪は

1日見ていてもまるで飽きることがなかった・・・


(地球的翻訳:ぷるんぷるん揺れる美ny【ピー】なんて

       1日中眺めてたって飽きる訳がなかった。)



ああ、ちなみに今はもう化かされていない

チャイナ服を着た人間を見て

そのままの姿を認識して


ちゃんと、『 変な生物 』・・・だと思っている。




「ルーもいつか、これくらい綺麗にハゲて

 こんにゃ風ににゃるのかにゃ?

 嬉しいようにゃ・・・

 ちょっと困るようにゃ・・・?

 きっと、もっと嫉妬されちゃうにゃー・・・


 ・・・。


 そしたら、シロ・・・

 その時は、ルーと一緒に暮らしてくれる???」


「にゃーーーに言ってるにゃぁーーーーー?!」


「に”ゃ?!

 い、いつから居たにゃ?!」


「今、来たとこよ?

 他にもまだ聞かれたくにゃい事

 話してたの???」


「そんにゃこと、にゃいのだ。」


「あっ、そ。

 あ、それより、この木、また大きくにゃってにゃい?」


「・・・へ? そお?」




そんな事を話しながら

フーシェは、ルニャに顔を寄せ

珍しく、【 顔スリスリ 】をしてきた。


最近は、顔スリスリを嫌がっていたので

ルニャは少しびっくりした。



顔スリスリとは、挨拶の一種で

地球のチークキスにちょっと似ている。


お互いのほっぺや鼻をスリスリしあって

お互いの毛並みや匂いをタシナムのだ。

そのあと、流れでお互いの

お尻の匂いをクンカしたりする事が多い。


一般的に仲良し同士しかしない行為だ。




スリスリ・・・ スベスベ・・・・ 



「あ・・・」


「そ、そうよ・・・

 すっかりルーの顔面ハゲ、うつっちゃった。

 何よ・・・悪い???

 それに、見て・・・」



フーが見せたのは手だった。



「ちょっと・・・

 ほんのちょっとだけ似てると思わにゃい?

 シロと・・・。」


「んー・・・そう?

 ルーとシロにゃんは真っ白だし

 どこか、一緒にゃ気がするけど。」


「あっそ・・・

 ちょっと、ルーの手も見せて。」


「??? ・・・うん?」



フーはルーの手を触りながら

ジロジロと眺めまわし・・・


おもむろに、指を引っ張りだした。



「??? ・・・にゃにしてるにゃ?」


「いいから・・・ちょっと、黙ってて!」


「ぉ・・・ぉん。」



ギュッギュッギュッ・・・・



(にゃんかムキににゃってにゃいか?

 てか、フー・・・

 こんにゃに、 器用だったんだにゃ????)


指を「詰まんで」「ひっぱられる」・・・


(にゃんか、シロにゃんが

 ゴハン食べる時みたいにゃ

 手の使い方にゃ・・・)



「チッ・・・」


「へ????

 フー、今、舌打ちしたにゃ???」


「あッ・・・

 そんにゃ訳にゃいし?」


「ウソにゃ・・・ルーはこのキュートな耳で」


「あッ!!!」


「ど、どうしたにゃ? 今度は?」


「ちょ、その顔!

 よく見せて! 触らせて?

 あ、目、閉じてて。」


ツン!!


「に”ゃッ!!?

 ちょッ・・・にゃにするにゃッ?!」



今度は有無を言わさず

目つぶしで目を閉じさせ

顔を触りだした。


生え際を重点的に。



グイグイグイ・・・



(え・・・ちょ・・・?

 まさか、ルーの生え際を後退させる気にゃ?)



フーは容赦なく、生え際を擦り上げた。



「ちょ、ちょ?! フー?

 にゃにしてるにゃ?

 ちょッ・・・

 ぅ痛ぇぇッッ!!!」



ゾリィィィィィィーーー・・・・・



「ぎゃぁーーーーーーーーッッ?!

 ちょちょちょちょちょちょっと待つにゃあぁーーーー!!!」



ルーは慌てて得意のバクステで飛びのいた。



(にゃんか、今、頭、ベローンって・・・・???

 へ? へ? へ? へ?)

「・・・・・・・は???????????」



「ルーはこっちから来たのね・・・良かった♪」



どえらい事が起こった!

そう感じているルニャに対して

フーシェはあまりにも落ち着き払っている・・・


温度差が、不気味な程、謎。



「・・・・・・・は??????

 にゃ、にゃにが、良かったにゃ?

 ルーの顔、今、どうにゃってるにゃ????」


「剥がしちゃったみたいっ♪」


「は・・・はがした?

 にゃ、にゃにをにゃ????」


「にゃんだろ?

 皮・・・?

 毛が抜けるんじゃにゃくて

 皮ごと、めくれちゃうみたい?」


「は??????」



 ゾゾゾゾゾォォォ・・・・(怖)



ルーの抜け毛は目を境にして

その下までで済んでいた。


が、今、目の上の毛は

皮膚ごとめくれ上がって

ちょっと浮いた状態になっていた。


皮を剥いだら血とか出そうなもんだが

めくれた毛皮の下からは、血が出るどころか

どうやら、スベスベしたちゃんとした肌が

その下にスタンバっているようだった。



「ぃよぉぉーーーーーっしッ!!!

 大丈夫! まかせて!

 それ、一気にべろーーーんってイっちゃお! ねっ♪」


「は????

 にゃに言ってるにゃ?

 バカにゃのだ?

 バカまでルーのがうつったにゃ???」


「違うってば! 正気!

 ニャーはちゃんと天才フーシェのまま

 真面目に言ってるの!

 さぁ! ルーにゃん!

 いい子だから、脱ぎ脱ぎしましょーーーねーー!!!」


「の・・・呪いにゃ!!!

 フーは、ルーより酷い呪・・・・いッ?!」



ややスローモーションに見える景色の中

狂気じみたフーシェの目が爛々と輝いていた・・・


その目は、癇癪を起こした時の顔と同じで

これはもう、抗えない・・・


ルニャはここで、何かを諦めた。


そして、狂気に満ちた目のフーシェは

目の上に開いた()()()

指を入れたかと思うと・・・



ベリベリーーーーーーーーーーッ!!!!



情け容赦なく、一気にルニャの生皮を、剥ぎ取った・・・・



「ぁ・・・・(パクパク・・・パク・・・・)」



ルーは悲鳴を上げる余裕さえなく

口をパクパクさせながら

原っぱへ、へたり込んだ。


そして、恐る恐る手を伸ばし・・・

自分の顔を・・・確かめる・・・



ツルツル・・・


さっきまでより

なお一層、ツルツルでスベスベの肌・・・

かろうじてあった産毛すら・・・今はもうない。



さらに手を伸ばし、今度は頭を・・・


と、思った時


ファサー・・・・


シロに似た、細く柔らかなタテガミが

頭の上から降りてきて


視界は、キラキラした光に染まった・・・



「にゃ・・・ にゃんじゃこりゃ???」




==================================




さて・・・


一旦ここで、長くなるかもしれないが

シロという存在について、少々話そうと思う。


読むのがダルい人は

★印までスキップしてもいいかもしれない。



しかし、正直なところ

シロについて説明しようにも、この生物の生態は

この星の神ですら把握できていない。



一行で言うなら


【 新種の未知なる生命体 】


・・・・コレだ。




時をさかのぼる事300年



ネコ族の村とはかけ離れた場所に

人間の町があった。


そこではすでに

石を削り出した小刀などの道具もあれば

木や粘土で建てられた家

さらには、弓矢や石斧といった

武器まで開発されていた。


そしてこの頃人間は

他の動物や亜人たちと違い

「火」という物をいち早く使い始めていた。



それから100年程時が流れた頃・・・


人間は、ついに鉄器を生み出す。

鉄製の刃物。農具。家庭用品など・・・

様々な物が盛んに作られはじめ

鍛冶という職業が誕生した。


とまぁ、そこまでは、この広い宇宙で

よくある文明の進化パターンで

ぶっちゃけどうでもいい。


が、この星ではこの時

他の星では見ない珍しい現象が起こった。


ある工房で鍛冶師が

「火を操りだした」のだ。


操るというと魔法的な誤解を生む表現になるかもだが

その鍛冶師が炉の温度を上げたいと願うと

炎の温度がいつもより上がる・・・

といった現象が起こるようになったのだ。


いやいやいや・・・ちょっと待て。

神は思わず、そう言ったという。


よりたくさんの酸素を送り込むとかの

物理的、科学的なアプローチではなく

【 願う 】という

なんかふわっとしたアプローチで

人間は炉の温度を上げくさったのだ。


幸か不幸か、このメカニズムは解明されなかったし

この鍛冶師と同じレベルで、同じ事ができる者は

この後も現れなかった。



だが、それについて

この星を管理する神は、こう言った。


この現象のやべー所は

その鍛冶師が特別だった

なんて事ではまーったくなく

その時その炉にくべられていた

“ 炎が自我に目覚めた ”点がやべーんだ。


・・・・と。



自我を持つという事は

アバウトに言い換えると

個としての魂を持つ、みたいな事になるらしい。


そもそも火というのは化学反応というただの現象で

そのエナジーはただ流れるだけのものであり

魂が留まって宿るような

個としての実体があるようなものじゃない。と思われていた。


あるとすればこの世の火全ての総意みたいな

火全体の固有のエナジーのパターンでありユニークさになるのだが

切り離されたちっぽけな火が独立して自立するなど

人類じゃあるまいし・・・



神、混乱。



実際、他の多くの文明の中で

そんな存在は生まれてこなかった。


まぁ、でもさ・・・


生まれちゃったものはしょうがないよね?


って事で、なんとかしないと!

ってなったらしい。


ちなみに、神たちの感覚だと

未知なる存在、未知なる感覚、それ最高最強!

ってノリがめっちゃあり

こんな素敵レア素材は

どこの星の神だって欲しがる程に魅力的だった。


兎にも角にも

この存在の生態について

あらゆる方法で調べ上げたくなるのは必然で・・・


消えてもどこかで復活するだとか

復活場所が太陽から発火した火に限るとか

そういった事が次第に分かってきた・・・


・・・が、しかし。


そんな事よりもっと緊急で深刻な問題がでてきた。


それは、この魂は今、あまりに孤独で

あまりに未成熟で、今にも壊れて消えてしまいそうじゃねーか!

という事で、これは神にとっても大問題だった。


消えてしまっては、元も子もない。


その後、いろいろと神のサポートがもちろん入るのだが

神が下界で好き勝手するというのはご法度!

そんな、めんどくさい絶対ルールがこの宇宙には存在しており・・・


なんかしたいなら、受肉して

物質界の生物として生まれなおして

身体はってやってこーい! ・・・となるらしい。


とはいえ、神ポストをほっぽり出して

自ら転生してしまっては

誰が神様すんねんな? となる。


ちなみに、神という管理者が不在となると

数年でその星はカオス状態に陥り

とりあえず、全ての文明崩壊!・・・くらいにはなる場合が多い。


せーーーっかく育てた文明が全てパァ。


それは、さすがに・・・だ。



話せばまだまだ長くなるのだが

ここで、白羽の矢が見事に刺さった存在がいて

神の代わりに

なんとか、この火の魂をよろしくしてやってくれ!


と、その命を受けたのが・・・


メイド イン アース!


そう地球人アーシアンだった。



その後、200年経って今に至るのだが

そんなのは当然、とても3行で話せる内容ではなく

今はばっさりカットさせてもらうのだが



★ ( ← スッキプ目印 ココ!)


結論だけいうと

シロと呼ばれている身体ボディの中に

元地球人だった、関西系日本人女子と

元ただの化学反応現象だった、自我を持った火

この2つの魂が共存している・・・という事になる。


それが、シロと呼ばれる生物の正体だ。


ちなみに、片割れの火の方には

人により「神火シンカ」と言う呼び名がつけられていて

自他ともに個体名として認めていたので

元アーシアンの方の魂も、火の方の魂のことを

シンカと呼んでいる。



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