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霊感ケータイ  作者: リッキー
伊吹丸
89/450

エピローグ

修羅・・


通常のステージで、鬼と手合せをしている翔子ちゃん。





「ハ!」


   バーン


地面が吹き飛び、土煙が上がる。


煙から出てくる鬼。


  バス バス !


手刀を喰らわす翔子ちゃん。


一瞬、消える鬼の姿。

翔子ちゃんの後ろにテレポートしている。今度は手刀で翔子ちゃんを殴ろうとしている鬼。


殺気を感じて伏せる翔子ちゃん。

鬼の手が空振りに終わる。


「く!」


鬼の後ろに回り込み、頭の上に飛び上がる。

手刀を構える翔子ちゃん。


もう一度、瞬間移動して、すぐ脇に立つ。


殴りかかるのを止める翔子ちゃん。


周りで、圧倒さながら見物している修羅の亡者。




「さすが・・酒呑童子から直に修行を受けただけの事はあるな・・・」


「ありがとうございます!」




「伊吹丸様・・」

うつむく翔子ちゃん。


「すまぬ・・思い出させてしまったか・・その名は出さないつもりだったが・・」


「いえ・・良いんです・・」



パチパチパチ!

「いや~凄い試合だったね!」



翔子ちゃんのお父さんが、今の手合いに感心しながらやってくる。




「パパ・・」




「これだけ実力がつけば、残りの四天王は目じゃないね~・・」





「いや・・・」

鬼がつぶやく。


「今までの『力まかせ』の相手ではない・・


知略と統率力に長けた者どもじゃ・・


覚悟して掛からねばならんだろう・・」



「知略・・統率力・・」


「聖王丸様と鉦王丸様ですか・・」


「うむ・・・」


霞のかかった宙を見上げながら、思いをこらす鬼教官・・






「でも、パパ・・どこまで修行進んだの?」



「あ・・翔子が強くなれば、こっちはいいかなって・・」




「パパ!」


「何を甘えておるか!きさまは、針の山からやり直しじゃ!」



「え~~~?」



悪霊との戦いは、まだまだ続くのだった・・



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