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霊感ケータイ  作者: リッキー
来訪者
283/450

9.逃亡&追跡



「来たわ!陽子!」

ガードの外で見張っていた響子が弘子さんの乗る自動車に気づいた。


「いよいよね・・」



ガードの脇で車を止める弘子さん。


「早く乗って!!」


「助かるよ!」


勢いよくドアを開けて後部座席に飛び乗る今西と陽子・・


 バタン!


ドアを閉めると同時に車が走り出す。


「この紙に、これからの指示が書いてあるわ!」

今西達に紙を手渡す弘子さん。



「何々?まず、座席に深く座って、ドアの陰に隠れろ?・・」


その通りにする今西と陽子・・

ウィンドウガラスの死角に身を潜める。






その様子をモニターで見ているHijiri・・・

コンビニや駐車場の防犯カメラが監視している・・


「ふふふ・・

 ドアの陰に隠れたか・・

 直接の攻撃を警戒しているな・・・」


しばらく走って、細い小路へと入るのが見えた・・



「ほう・・

 監視カメラから、逃れようというのか・・」













先生のマンションで、先輩が地図を見ながら話している。


「まずは、なるべく、コンビニや駐車場の少ない場所を通るのよ・・

 細い小路伝いに・・」


「それで、Hijiriをマケるの?」


「わからない・・

 少しでも時間を稼ぎたいんです・・」


「でも・・いつまでも、狭い小路ばかりでは・・」


「はい・・」






都内の細い小路から幹線道路に抜ける信号機を待っている自動車・・

その様子を近くの防犯カメラが捉え、映像がHijiriのパソコン上に表示されている。


「ふふ・・

 いつまでも、小路ばかりを走るわけにも、いくまい!

 そこからは、防犯カメラも多数設置してあるからな・・

 この私から逃げるのは不可能だ!」


いくら、自由に動ける自動車と言えど、都内の監視カメラだらけのエリア内では逃げおおせない・・

信号機が青に変わり、幹線道路へと走っていく自動車・・











再び、先生のマンション・・


「そして・・

 幹線道路には、警察の自動読取機がある・・」


「自動読み取り機?」


「車のナンバーを自動に読み取れるんです。

 おそらく、Hijiriなら、使ってくる・・」


「そうなれば・・・」


「あの自動車の素性がバレてしまう・・

 陸運局に繋げば、簡単に持ち主が分かる・・」



「そんな事が・・できるのかい?

 かなり膨大なデータだけど・・」

父が先輩に聞いている。


「学校のサーバーを使ってるんです・・

 普通のパソコンや携帯では

 速度が追いつかないけど・・


 教頭先生の許可で、

 学校のUNIXサーバーを使えるようになっている・・


 あれなら、

 ネットにも直接つながっているし・・

 処理速度も速い・・」



「そんな・・」


「情報処理能力は・・

 向こうの方が上・・・」

俯く先輩・・

何とか今西さん達を逃がしたい・・











 バシャ! 



幹線道路の上空に横たわったポールに取り付けられた自動読み取り機が作動した。

その情報を読み取ったHijiri・・


そして、そのナンバーの所有者を割り出す・・



「ふふ・・

 レンタカーを利用していたか・・

 ならば・・」


何やら、キーボードを叩き始めるHijiri・・














先生のマンション・・


「なるべく・・

 なるべく、防犯カメラを設置していない、下町のレンタカーの会社を選んでもらった・・

 そこならば、ネットにも顧客情報は流れないはずなんです。」 


「そうか!

 そこならば、借主が弘子さんって事もばれないのか!

 先輩、凄い!」

僕が感心している。


「ええ・・

 でも、問題は・・」


「え?他にもあるんですか?」


「Hijiriなら・・」











下町のレンタカーの会社へ自動車が到着し、駐車場へと入っていった・・


だが・・

その正面のマンションのエントランスに、設置されていた防犯カメラ・・・


「ふふ・・

 例え、その会社にセキュリティーが無くとも、

 周辺に防犯カメラがあれば、

 そこから追えるのだよ・・」


モニターを前にあざ笑うHijiri・・














先生のマンション・・


今西さん達からの連絡は、ない・・

沈黙して、緊張した時間が過ぎて行く・・


「ここで・・

 時間を稼ぐ!!!」


額に汗を溜めている先輩・・


「先輩・・」



「これは・・


 この私を利用して・・


 望月さんを傷つけさせ・・


 大切なモノを・・

 奪った・・

 Hijiriへのリベンジよ!!」






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