エピローグ
先生のマンションで・・・・
「あ~!!!!失敗した~~!!!」
先輩が何やら、叫んでいる。
先輩が失敗するというのも、珍しい・・
「ど・・
どうしたの?水島さん・・
(めずらしいわね・・水島さんが動揺するのも・・)」
先生がたずねている。
「愛紗さんに、Hijiriの情報、聞くの、忘れてました!!」
そうだった・・
僕たちの目的は、愛紗さんを探して、Hijiriの情報を聞く事だったのだ。
一番肝心な事を、忘れかえっていた僕達・・
色々な事があって、真の目的など、心の片隅にすら置かれていなかった・・
何とも、呑気な話である・・
「まあ、いいんじゃない?
愛紗さんも、
少しは、前に進めそうだし・・
私達は、私達で、しっかりやりましょう!」
先生が、宥める。少し、しっくりこない先輩・・
「は~い」
残った美咲スペシャルのホットケーキにホイップとメープルをたっぷり乗せている彼女。
彼女にとっての一番の収穫なのだろうか・・
そんな僕達に、童子の次なる魔の手が忍び寄っていたのだった・・・
教頭先生の邸宅・・
博士がこの館に世話になって10日以上の日々が過ぎていた。
学校での調査もほぼ終わり、次の段階へと移ろうとしていた。
来週の月曜からの消霊作業に、計測器のチェックに余念がない大平さん。
博士も、ノートに、数式の羅列を書き込んでいる。
コンコン
ドアがノックされる。
「はい。どうぞ。」
大平さんが返事をすると・・
「博士・・
お客様ですが・・・」
私服の教頭先生が、博士の部屋のドアを開ける。
「ん~??
客人??
誰じゃろうのう・・・」
不思議がっている博士。
「それが、
女子高生くらいの子なんですが・・・」
「博士~!!!!」
教頭先生の肩から勢いよく顔を出した、その子・・
「おお~!!君は!!!」
「来ちゃった!」
またまた・・
嵐の予感・・・・
さて・・
ご愛読頂いております霊感ケータイ「6」・・
これまでのシリーズをはるかに凌ぐ膨大な項数となってまいりました・・
ここまで、執筆が続けられたのも、ひとえに、読者の方々が毎日読んで下さるが故、そのご期待に応えたい一心でございます。
さて、
まだまだ童子との対決は続きますが、この辺りで一区切りを付けたく、今巻を「上巻」とさせて頂きました。
更に、「中巻」が続き、「下巻」を執筆しておりますので、そちらにて引き続き、お楽しみ頂きたく存じます。
今後とも、「霊感ケータイ」をよろしくお願い申し上げます。




