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プロローグ
霊感ケータイ6 上
表紙:未来先輩
―――僕には霊感がないーーー
僕は「ヒロシ」。平凡な中学2年生。勉強がとりわけできるわけでもないし、ずば抜けた運動能力があるわけでもない。
強いて言えば、他のクラスの友達と違うのは、「霊感ケータイ」を持っているということ・・
世にも不思議な霊感ケータイは、この世の霊を見ることができ、さらに交信もできる。
霊感の無い僕にでも霊が見え、会話も出来る画期的なアイテムだ。
そして、霊能者のちょっと変わった「彼女」との出会いをきっかけに様々な不可思議な事件に巻き込まれている僕だった。
これまでのあらすじ・・
霊感の無い平凡な僕と霊感少女の彼女(望月 美奈子)は、付き合っている。
僕のお母さんになった雨宮先生や千佳ちゃんとゴーストバスター部を結成。
学校内の心霊現象の鎮圧に東奔西走する中、
霊感のある拓夢君や、ひょんと入った沙希ちゃん・・新たなメンバーを加えて、
宿敵、童子四天王との対決に備える。
今まで、僕の力になっていた翔子ちゃんと別れ、悪霊との対決に一抹の不安が募る中、
オカルト研究会との対決が、迫っていた・・・




