表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

自分は誰?

湖のほとりに着き、私は顔を洗った。冷たい水の感覚から、これが夢や妄想ではない事に気づかされる。

(アルギュロスが私のことをメガイラと言っていたけど…。)

私が知るメガイラとは、ゲーム内のラスボス的存在だ。アルギュロスが陰でプレイヤーに貢献する役割なら、メガイラはそれに敵対するポジションであるはずだ。

(……それに…私が知っているメガイラと、今の自分の姿はあまりにもかけ離れている…。)

湖に映し出される、血を綺麗に洗い落とした後の今の自分は、どこからどう見ても一般農民、『ヘイロタイ』のキャラデザであった。白髪で色白の少年の見た目をしている。農民は、アルギュロス等とは違い、魔力も少なければ、力もない。農民の役割は、アルギュロスや他のレアキャラが出た時に合成し、ステイタスを上げるくらいしかないとされていた。その農民の姿をした私の事を、アルギュロスは何故かメガイラと呼ぶ。

「…ここは本当に私の知るゲームの世界なのかなぁ…」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ