表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

強者を従える弱き者?

タナトス・アルギュロス。銀髪の長い髪を横で結っている、紅蓮色の瞳の青年だ。見ただけで分かる鍛えられた肉体に、背中に背負った十字の剣。私は彼に見覚えがあった。彼が私が思っている人物で間違い無いのなら、この場所にも検討がつく。しかし彼は何故、私をメガイラと呼ぶのだろう。メガイラは…

「あ、あの。アルギュロス様…もしかしてここは、ナタトロンの森…ですか…?」

おずおずと尋ねる私に、アルギュロスは怪訝な顔をして答えた。

「…まさかメガイラ様。貴方、先程の戦闘で頭が可笑しくなってしまいましたか?それとなんなんですか?その呼び名は…いつも通りアルと呼んで下さい…。」

「…そ、そんな!恐れ多いですよ!私はただの使えないヒューマン族です!何故アルギュロス様が私などと一緒に…」

私はそこまで言うと思わず言葉を飲み込んだ。アルギュロスが物凄く険しい顔をしてこちらを見てきたからだ。

「…貴方は…本当にメガイラ様ですか…?」

疑惑に溢れた紅蓮の瞳に見つめられ、私は息を思わず飲み込む。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ