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MY song

プラットホームと、1本の傘。

作者: caem



 薄汚れた赤錆のもと


 いつまで経っても 離れずにいる


 突如 豪雨が訪れようと佇む傘に


 決して 誰も見向きやしない




 いつも ひとりぼっち


 貸し出し自由の特権なのに


 苔だけが友達に成りつつある


 透明な羽根




 冷たい雫 ぬるい湿度


 せめぎあう砂鉄 狂う足取り




 誰も見向きはしない


 たったひとつの物語(ヒストリー)




 子供が手にしてみても ──


 役に立たないモノだと分かる




 裏返った傘には用はない


 あとは ただ捨ててしまうだけだった







 カタツムリと


 紫陽花が微笑んでいた


 ただ しっとりと ──



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