バルザック愛のススメ
皆さんこんにちは。今回は満を持してのバルザックです。お気づきの方もおられるかもしれませんが、私の名前はバルザックをもじって付けました。
今回は私のバルザック愛が鬱陶しいと思いますのでご容赦を。
さて、私がバルザックを読んだきっかけは名前がかっこいいからです。残念なことにバルザックで検索すると遊戯王のカードゲームだったりドラクエのモンスターが出てきますが、キャラクターの名前になるくらいですからバルザックという名前はかっこいいのです。
バルザックという作家は借金をしたり結婚も何回もしたりといった典型的な昔のクズなのですが、コーヒーをガブガブ飲みながら1日16時間近く小説を書いていたと言われています。
その甲斐あってか彼の作品はどれも素晴らしい。全部素晴らしい。私は何よりもまず、小説家になりたいという人にバルザックを読ませて地獄へ叩き落としたい。
彼の作品の素晴らしさは何よりもその完成度の高さでしょう。小説という形式で彼に勝てる人はいないと思います。例えば一点突破のアイデア勝負なら勝てるかもしれませんが、フルコース料理では無理だと思います。ああほんとバルザックには小説のすべてがあると言っても過言じゃない。
そんなバルザックなのに何故か人気が無いのが不満です。いや人気はあるのでしょうがドストエフスキーなんかと比べたら日本での人気は低いでしょう。文庫の出版数比べたらね。ほんと不服です。
だいたいドストエフスキーファンは何か鼻にかけています。
「え、罪と罰しか読んでないの?」とか
「え、悪霊語れないの?フフッ」
とか言ってきそうです。
でもバルザックファンは違います。
バルザックファンは
「バルザック面白いよな!最高だよな!」
で通ずると思います。
読みたくたってゴリオ爺さんと谷間の百合ぐらいしか本屋に置いてないんだから。
というわけでとりあえず皆さんはゴリオ爺さんを読みましょう。それでハマったら谷間の百合は読まずにウジェニーグランデ辺りを読むといいと思います。そうするとウジェニーグランデの人気に火がつき、文庫再版、私が喜びます。




