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兄は妹を想う

俺には可愛い妹がいる。それはもう可愛くて、良い女で血が繋がっていなければすぐに押し倒してしまうほどだ。そんな俺はゲームシナリオライターをしている。


俺は自分でもおかしいと思うのだが好きになった人をモデルにキャラクターを作ると不憫な役を当てはめてしまう。報われないキャラクターたちを見ながら俺はほくそ笑む。

特に妹をモデルにしたユーリュシュフィアは特別に不憫だ。死んでしまうシナリオが多いのは俺以外の男のものになるのが許せないからだ。そしてプレイヤーが思っているユーリュシュフィアが欲しいという気持ちを優越感に浸りながら無視する。


「美里はきっと俺以外の男と幸せになる…だからユーリュシュフィアくらいは俺のものであってもいいだろう。」


不憫なのは俺のものにならない美里への当て付けと幸せな顔は自分だけが知っていればいいという我が儘。

美里の写真とユーリュシュフィアの設定画をうっとりと撫でながら俺は次の話を考える。

そんな日常が壊れるのは予想はしていなかった。

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