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節分

「悪いものは祓いましょう~よいものは歓迎しましょう~」


パラパラとお豆を家の中に撒きます。節分といっても鬼を追い出す、というより厄払いのようなものらしいです。恵方巻とお面も作りました。お面は何だかわからない取りあえず悪そうな感じのものです。


「福はーうちー!悪はー外ー!」


「ふくはーうちー!」


みーくんと一緒に家の中で豆まきです。ディー兄も呼ぼうと思ったら試験勉強で缶詰め状態なので恵方巻を置いて帰ってきました。ファイトです、ディー兄。


「へぇ、人間はこんなことをするんだね…ユー、豆を少しくれないか?」


その代わりに何故かレイ君が遊びに来ています。暇なの?


「はいなのです。豆をぶつけることによって何だかわからないけれどとにかく悪いものを追い出せるそうです。人に当てるときは優しくです。」


「ほぅ…それっ!」


「むおっぷ!?びっくりするので当てるのなら言ってほしかったですぅ…」


「あー!おねえちゃんだいじょうぶ?もう、れいくんはらんぼうだなあ。」


「くくく…すまない。しかし楽しいな、こういうのも。魔界にも取り入れるべきかもな。奴らはイベントいうものが好きだからな。」


楽しいことは長寿の彼らにとって生きがいなのだとか。それではイベントというものはたいそう盛り上がりそうだなと考えつつ、豆撒きを終えたレイ君はくくくと笑いながら恵方巻をちゃっかり持って帰っていった。暇なの?


「…ま、いっか。みーくん、恵方巻食べようか。」


「はーい。」

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