お正月
すっとばした幼少期のイベント。
「ママ、パパ、みーくん、明けましておめでとうございます!」
「おう、おめでとう。」
「おめでとう、ユー。」
「おねーちゃん、おめでとう。」
今日は元旦なのです。おせちにお雑煮をパパと一緒に作りました!ママはお手伝い厳禁です、出入り禁止です!どこの誰が包丁でまな板を真っ二つにするんですか!!
「ユー、お年玉はいつもの通りにしといたからね。欲しいものはそこから出して使おうね。」
「うん、わかってるのですパパ。まほーバンクって便利ね。」
銀行のようなものに振り込んでおくのが我が家のお年玉です。ポチ袋はないみたいです、残念。
「じゃあ、おせちを食べようか。ユーが手伝ってくれたからうまいだろうな!」
「ママは食べ専なのを改めて痛感したのです…花より団子…あ、みーくん、好き嫌いはだめなのです!昆布まきも、数の子もちゃんと食べなきゃ!」
「だってー。嫌いなんだもん。」
「ふふん、ならば成長せずずっと私から見下ろされていればいいのです。好き嫌いしていると身長なんて伸びないのです。みーくんは私より小さいまま~」
「!!や、やだ!食べる!おっきくなるんだもん!おねーちゃんなんかすぐぬかすんだから!」
「うんうん、はやく抜かして守ってねー(もぐもぐ)」
(んお、さすがパパ、このだし巻き卵は絶品ですよぉ)
「ユリシディル、うまいな!」
「君が料理できないからね…必然的に上手くなったよ、ははは…」
「ぱぱ…ぼくもおてつだいできるようになったほうがいい?」
「ミハイルは男の子だからなあ…それよりもママに体を鍛えてもらったほうがいいかもな。やりたいなら教えるよ。」
「…うーん、そうだね。ぼくはままにおしえてもらうよ。」
おせちもお雑煮もおいしくいただいたところでディー兄に新年のご挨拶!本当はヴィン君とかにも挨拶に行きたいのですが如何せん遠いので断念。
「ディー兄ー!あけおめー!」
「お、おう…あけおめ。元気だな、ゆー。今年もよろしくな。」
「眠そうなのです、お勉強は捗ってるのです?」
「ぼちぼち、だな。父さんも母さんも仕事でいないし、うちは正月って感じはしないな…そういえば腹減ったわ…」
「大変!おせちお裾分けなのです!」
「サンキュー…」
「ファイトです、ディー兄!」
あとはごろごろしてお正月をすごすのでした。寝正月はさいこーなのです、でも太るのです…




