転生者 レイナルド Ⅰ
私はレイナルド。転生者であるが、あくまで記憶があるというだけである。夢で他人の記憶を除いているような感覚でしかない。架那汰という人間の男はRPGが好きでとある女キャラにかなり入れ込んでいた。私は感情が人間よりではあるものの、基本は魔族である。あまりその感情には同感できなかった。
「…ただ、あの子の顔はとても愛らしい。」
小動物のような仕草は保護欲をそそられる。彼が入れ込んでいた感情が少し理解できたような気がする。
知識によるとあの子はいろいろな話に登場していて、それについて話し合っていた仲間がいるようだ。接触できているのは前生徒会長のディラン、後輩のキッシュ、今回入学してきた王子、アルヴィン。あとひとり、女がいたが、まだ会ったことがない。今度全員で話し合いをするということになった。どうやらディランがもう一人連れてくるそうだ。
「ふむ、なかなか楽しい魔人生だ。退屈はしなくていい。」
幸い、私は情報を集めることに長け、操作することは容易い。今、私は小学部第6学年ではあるが年齢は人間の比ではない。長い時を生きているとその時をいかに楽しく生きるかが課題になってくる。
「さ、そろそろ私も動き始めるとしよう。あの子は良い暇つぶしになる。」
はい、転生前と人格が一番違うレイナルドさんです。彼は演技なしにこんな感じです。話し合いをするとたぶん皆が「本当にお前カナタか?」って確認されると思われwww
<ゲームでのレイナルド>
雑貨屋を営む元生徒会長さん。実は魔族でしかも魔王、しかも情報屋という設定詰め込みすぎな攻略対象。先行条件が違うせいで会話が噛み合わず普通の攻略では落とせなかった。




