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健康・メンタルの鍛練編

バレンタインチョコを貰えなかった男性諸君へのメンタル処方箋

作者: 中将

 まさしく貰った数に比例して男の“格付け”が決まるといってもいいバレンタインデー。


 「○○さんが××君に渡した」「あの2人は両想いだった」だのそういった情報が頭上で飛び交う中、

 僕は貰えないことがほとんどでした。


 今思えば「本命しかいらない」と言いつつ“選り好みをする奴”だと周知されすぎたのが敗因と言ってよかったのでしょう……。



 学生の皆さんは貰える時に貰いましょう……。

 貰えないと人生で後悔します。結局のところ学生時の「モテ度合い」はチョコでしか測れません。これは学生でなくなっても永遠の指標になります。


 多く貰ったと嘘申告をしてもむなしさばかりが募りますからね。


 ただ、一般庶民の経済状況の悪化や物価高から女の子も義理チョコを振舞えるほど余裕は無くなっていくでしょう。


 よりモテる奴が多く貰い、それ以外は義理チョコすら入手困難になる「格差社会」が顕著になってくると思われます。


 そこで、どうやって“この日の前後を過ごしきるか”そのメンタル法をまずお伝えしましょう。



※ちなみに外部に対してこれを表明すると僕のように貰えなくなるので、

あくまでも“メンタルの改善”のみにご活用ください。



〇『奴らは資本主義経済の犬』と否定する


 まず、このイベントそのものを否定しましょう(笑)。


 日本のバレンタインデーの起源は、

 メリーチョコレート社がバレンタインデーにチョコレートの販促イベントを1958年から始めたものです。


 しかも欧州が起源であるはずの同イベントはアメリカ、イギリス、イタリア、フランスでは男性から女性にプレゼントを贈るのが一般的のようです。


 このように本来の様相からはかなりかけ離れたと言っていいでしょう。

 つまり、「日本固有のチョコ販促文化」なのです。


 ――このことから分かることは、「資本主義経済のために彼らは踊らされている」のだ。



〇チョコを食べすぎると健康を害する


 チョコのカカオには健康作用があることで知られていますが。

 一緒に含まれている甘い白砂糖は健康を害し、「麻薬」といってもいい存在であるとも言われています。


 糖分の過剰摂取は、エネルギーを中性脂肪に変えるインスリンの過剰分泌を引き起こし、太りやすくなってしまうのです。


 それだけならまだしも、糖分の過剰摂取によって糖尿病を発症すると、動脈硬化以外にもさまざまな合併症を招く恐れがあります。


 (特に多く貰っている)奴らは健康を破壊しているのだ――。



〇自分で買って食べる

 

 男がバレンタインデー当日に買うと“いかにも貰えなかった”感があるので、

 貰えないこと前提に自分で買っておきます(笑)。


 自分の片想いの存在(二次元やアイドルなどでも良し)から貰ったことに脳内で変換しておきましょう。


 結局のところ付き合っていなければ誰から貰ったのかはそこまで意味は感じません。

 それなら、自分で買って貰ったことにすればいいのです(笑)。


 ちなみに僕はこれで一番乗り切りました(笑)。



 ※ネットで調べたところ、同じことを考えている方はいるようで、

 自分で買ったものを女子定員さんからプレゼント用ということで包んで貰えば「女の子からチョコを貰った」という事実が出来上がるというのは面白い発想だなと思いました。

 ただ、当日買わなくてはいけないため、ちょっと勇気が必要でしょう。



◇来年のバレンタインデーは“今”から始まっている!



 今年貰えなかった事実は、過ぎたことで仕方ありませんが、

 ここからは来年のバレンタインデーへの“準備“について話をしていこうと思います。


 しかし、ここまで「言い訳」を続けたとしても、

 序盤に書いたようにバレンタインチョコの数は「男の格」であることは紛れもない事実です。

 自分で買って穴埋めをしても心の穴は埋めきれません。


 「チョコはいらないから別に貰えなくて問題ない」とおっしゃる方でも心のどこかに穴が開いているでしょう(学生当時の僕がそうでした)。


 また、マーケティングの販促だとしても70年日本文化に根付いてしまったことも事実です。


 ですが、バレンタインデーの直前だけ女の子に秋波を送っても意味がありません。

 皆さんもご経験がおありでしょう。


 それは、定期テスト前の一夜漬けがほとんど無意味であるのと同義だからです。


 つまりチョコを貰うためには、“日々の蓄積“が大事になります。

 義理チョコ目的にしろ、愛想を日ごろから振りまいてあげることが大事だと思います。


 愛想なんてどうしろと? イケメンじゃないんだが?

 と思われると思うので、誰でもできる方法をご紹介しましょう。


 とにかく「笑顔」の練習。これに尽きます。


 写真での自然な笑顔と鏡でのご自身の笑顔、これを比べることが大事です。

 ニタニタとした笑顔や、貼り付けたような笑顔は逆に気持ち悪がられるので注意しましょう。


 好きな食べ物を食べた瞬間を思い起こすと結構効果的です。

 僕は旬のフルーツを想像すると自然に笑顔になれます。

 何でもいいので好きなことが成就した瞬間を瞬時に呼び起こす練習をしていきましょう。


 このような「笑顔の練習」の成果もあって、

 僕は逆に「笑顔は安心するけど、それ以外怖い」とまで言われるような始末です。

 意外にも練習すれば上達するものなので毎日鏡を見て研究をしましょう。


 鏡を見て研究するのは肌や髪形だけではないのです。


 もちろん笑顔だけでなく爽やかさ、清潔感、本命の女の子がどんなことが好みなのかを逐一研究していく必要があります。


 しかし、笑顔は何も買わずして誰でもでき、かつ無料でできる効果的な手段です。

 多幸感も上がっていきますからメンタル全般にも有効にもなります。

 是非とも実践してください。



◇冷たくされても諦めない気持ちが大事



 ただ、これまで貰えてこなかった方なら「冷たくされる」こともあるでしょう。

 しかし、諦めず「笑顔」で挨拶をし続けるのです。


 毎日会う相手なら、たとえ挨拶一つであったとしてもアプローチを続けることによって「接触効果」が発揮されますので、好意を持ってくれやすくなります

 

 一般庶民の貧困化からますます「チョコをあげる側のパイ」は小さくなります。

 しかし、貰いたい側の欲望は尽きません。


 つまり、2月15日から次のバレンタインデーの「チョコ争奪戦」は始まっています。

 今年貰えなかったことで落ち込んでいる暇はありません!

 今年のような惨めな気持ちに二度とならないためにも、学生時代の僕のようにならないためにも、

 来年の2月14日に後悔しないように今から頑張りましょう!

 気づいた瞬間からやればライバルより先行できます!


 これをご覧になった今からでも自分を変えることが出来れば、

 来年の自分の結果を変えることが出来ます!


 皆さんのご健闘とご多幸をお祈りします。

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― 新着の感想 ―
[一言] おお、たしかに...。 来年は参考にさせて頂きたいと思います! いや、今日から争奪戦はスタートしているんだ! 今から登校ですが、頑張って行ってきます!
[良い点] こんにちは。コメント失礼します。 経済と絡めた精神論、面白かったです。 笑顔も大事ですが、そもそも普段出先などのお土産などを女性の学友や同僚などにプレゼントしてるのでしょうか? 昔小学生の…
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