【壱話】冒険の始まり
あらすじを見てるなら俺の事は分かるはずだ。
だから自己紹介は省こう。
俺は体術も魔術も使えるのに、ただただのんびりしているだけじゃもったいないと思って、今日村を出て冒険をしようと思ったんだ。
なんか村を出る時、なんか誰かが魔王だとか何だとかいってたけど大丈夫だろう。
まあ、今はそんな事言ってる暇ないけどな。
現在魔物と戦闘中だ☆
雑魚敵に回し蹴り一発お見舞いしたらすぐ倒れたけどそしたら近くにいた魔物全員反応しやがった。
でもヘイルブリザードで全員倒せたけどな。
何?ヘイルブリザードって何だって?まあ今は知る必要が無いだろう。機会があったらその時に教えてやるよ。
あっ、また魔物と遭遇したぜ。
相手はスライムとゴーストだ。
大した事ないな。
回し蹴りは敵全体を攻撃できるからね。
雑魚敵をワンパンで倒せる位の威力を持っているから本当に使いやすいんだ。
山脈を越えたら村があったからそこに寄るぜ。
村人A「誰か来たぞ〜。」
村人B「君は誰だ?」
キルア「俺はキルア。冒険者だ」
村人B「冒険者!?すごいですね!」
キルア「そんな事ないですよ。」
今冒険を始めただけだから本当に冒険者と名乗って良いのだろうか?
まあ、こんな事を考えても意味がないから止めよう。
村長「話は聞いたぞ。お主、冒険者らしいな。頼みたいことがあるんじゃ。」
キルア「ど、どうしたんですか?」
村長「実は最近いろんな城が魔王軍によって落とされていて夜も眠れないのじゃよ。そこでお主に魔王を倒して欲しいんじゃ。」
キルア「さっきも魔王がどうのこうの言ってるやつがいたがそういうことか。」
村長「どうしたんじゃ?」
キルア「何でもないです。」
村長「魔王は魔界にある魔王城に居るはずじゃ。大変だろうがよろしく頼むぞ。」
キルア「はぁ。」
これが俺が魔王を倒すために冒険をするキッカケになったんだ