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4話 女神リーアデール

少女を拾って3日目になるが未だ目を覚まさない。


少女が眠る寝室へ行く。少女はすやすやと寝息をたてている。


スツールを寝台のそばに動かして座り、眠る少女をぼんやりとみる。


……どうして俺はこの子をここへ連れてきたんだろうか。小屋へ連れてくることしか頭になかった。もしこれが大人だったらここへ連れてくることは無かった。


……子供だったからか?いや、町の孤児院へでもおいてくればよかった。


スツールから立ち上がると、顔にかかる髪をそっと流し、部屋を出た。


◇◇◇


その日も畑仕事を終えて水浴びをし、着替えたあと夕食を準備する。朝作ったシチューを温め直したものと昨日焼いたパンだ。


食事の前に少女の様子を見ようとランプを持って少女の眠る寝室へと行く。ランプをチェストに置き、スツールに腰掛けてすやすやと眠る少女をぼんやりと眺める。少女の目はいまだ開かない。


少女の頬に手をのばした時、少女が目を開いた。


ランプの灯りにきらめく翠の宝石が俺を捉えていた。



……女神リーアデール……。


お読みいただきありがとうございました。

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