遠足のおやつはなんであんなに美味しかったのだろう
こんにちは。
もしかしたら、こんばんは。
賞味期限切れの水産加工食品のたらこくちびる毛です。
小さい頃はお菓子が大好きだったんですけど、最近はめっきり食べなくなりました。
胃のキャパシティが小さくなったというのもあるのですが、おやつを食べてもあんまりおいしいと感じなくなったんですよね。
味覚が変わったというよりも、色々な食事をすることによって、お菓子の魅力が薄れて言ったのだと思います。
それでも嫌いになったわけではなく、置いてあるとついつい食べてしまうのですが、進んで買おうとは思わなくなりました。
お菓子の代表格と言えばうまい棒ですが、昔は好きでよく食べていました。
10円というコスパの良さに、味のバリエーションの豊富さ。
そして何よりさくっと食べられる手軽さ。
気が向いたらたまーに近所のお店に買いに行っていました。
そんなうまい棒ですが、遠足のおやつではレギュラーメンバーとして必ず入っていました。
何故って……そりゃ、料金調節ですよ。
遠足のおやつって300円か500円の制限があったと思うのです。
決められた範囲の中でいかに沢山のお菓子を買うか頭を悩ませた人も多いはず。
うまい棒は制限ピッタリに合わせるのに便利なお菓子だったと思います。
他にもキャベツ太郎やすたみな太郎、ビッグカツなんかもお手軽な値段だったので、毎回買っていましたね。
果実グミは少々高かったのであまり進んで買いませんでしたが、ハズレなしのクオリティの高さでした。グミはモギモギフルーツというのが当時はやっていたので、それを買うことが多かったと思います。
チョコレートはあまり好きではないので買わなかったですね。
溶けてベタベタになるというのもあるのですが、食べ過ぎて鼻血がでてしまい、それから避けるようになりました。
飴もあんまり好きじゃなくて買わなかった。
チュッパチャップスとか長い時間楽しめるし、チロルチョコもお手軽でいいと思うのですが、遠足のおやつとして購入した記憶がありません。
本当なら友達と交換していろんなお菓子を楽しむという方法もあったのでしょうけど、根っからのコミュ障なたらこは一人で楽しめるお菓子ばかり買っていました。
なので、安くて小分けになっているお菓子を好む傾向にあったわけです。
遠足ってどこへ行くにしても、特別なイベントに思えました。
どうせ行くとしても近所の観光スポットなんですけど、それでもお弁当を食べて、グループで遊んで、おやつを食べてという一連の流れは、思い出すと涙が出そうになるくらいに切なくなります。
と言っても明確に思い出せるような記憶はなく、ただ何となく楽しかったという気持ちだけが残っています。
何をしたのか、何処へ行ったのか、ほとんど忘れてしまいました。
でも……おやつを買いに行った時に事と、おやつがおいしかったという記憶は確かに残っているんですよね。
どんなお菓子を好んで買ったのかも鮮明に覚えています。
今ではもう、キャベツ太郎やうまい棒を進んで買ったりはしません。
おつまみにするにしても微妙。
小腹を満たすにしても微妙。
コンビニで見かけてもまず買いません。
それでも幼かったころの体験は、その味を克明に脳に刻み込みました。
どんな味なのか目を瞑らなくても思い出すことができます。
そして、遠足で食べたおやつの味は格別でした。
記憶の中に眠る遠足で食べたお菓子の味。
それは特別で、色あせることのない思い出。
思い出の味だからこそ、おいしいと思える。
大人になった今、そのお菓子を手に取って食べたとしても、当時のような感動は味わえないでしょう、
願わくば、一度だけ子供のころに戻って、遠足に行ってみたいです。
今ならお友達と仲良くできると思うのです……少しだけ。