「ビリーブ 未来への大逆転」(映画)
監督ミミ・レダー
出演フェリシティ・ジョーンズ, アーミー・ハマー, ジャスティン・セロー
貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグは、「すべてに疑問を持て」という亡き母の言葉を胸に努力を重ね、名門ハーバード法科大学院に入学する。1956年当時、500人の生徒のうち女性は9人で、女子トイレすらなかった。家事も育児も分担する夫のマーティンの協力のもと首席で卒業するが、女だからというだけで雇ってくれる法律事務所はなかった。やむなく大学教授になったルースは、70年代になってさらに男女平等の講義に力を入れる。それでも弁護士の夢を捨てられないルースに、マーティンがある訴訟の記録を見せる。ルースはその訴訟が、歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出るのだが──。(C)2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.
これはいい映画だった。
本当に、弁護士の日常会話ってこんなんじゃないかな、って思うような。判例でもって話す。
夫のマーティンが、理想的。主人公以上に魅力的だった。完璧なサポート、励まし、ユーモア。一言一言に勇気づけられる。主人公の欠点を補って余りある。
50年前のアメリカの性差別の状況に驚き、現状の日本はどうよと首を捻る。
そして、女性は家にいてほしい、という「性差別」に頷いている面もあったり。別に、女性は、に限らないのだけど。
男性の権利、女性の権利、とくれば、子どもの権利だって言い分はあるだろう。そして互いの利害は対立しあう。




